佐賀

ついに上陸 平地なき島!禁断の果実を食べて森へ還ろう。福島240km(後編)

前回のあらすじ〜

二年前の手記により過去の記憶が呼び覚まされ、新たなチャレンジ精神に火がついた。

「もう、か弱く儚い私は、消えた」

目指したのは佐賀県の端に位置する(追記:長崎県松浦市) 福島。
しかし福島手前であるにも関わらず、既に走行距離は110kmを越え、距離感が崩壊。家を出てから7時間。パンクの憂き目に遭いつつも、赤い橋が目の前に現われた。「嗚呼、ついにかの地が…」
島をぐるっと一周、県道103号線に沿って時計回りに回予定なのだが。


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204号線をひたすら進み続けると、ついに福島への看板が見えてきました。

ヤッホォ〜

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imageようこそ福島ってへって書いてある。
えぇ、ホント。こんなとこまで、ようこそお越しになりましたよ。


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橋を渡ってすぐの場所に、観光案内の看板がありました。左側には名所の写真が並んでいます。

ただの目的地に設定しただけで、観光なんて期待していなかったし、下調べもゼロですが、予想外に楽し気な島みたい。特に「棚田」が気になります。あまり眺めていると、行きたいところが増えすぎて、ウロウロしているうちにタイムアップという自体になりかねませんので、無理はせずガミンチョと流れに任せて寄れたら寄ろう。無理なら今度。というスタンスで走ることにしました。

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車はおらず、信号もない。厚めにかかる白い雲が、強い日差しを遮ってくれて、ダラダラ汗をかくこともなく快適ライド!!グロスAVも15km台に戻り、時間のゆとりも出てきました。


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ただ、ちょっと気になるのが、これまでの獲得標高。すでに1241m?


imageえ??山は無かったはずなのに?一番高い峠でも230mくらいなのに?



ガーミン壊れた??


いえ、そうではありません。この時はあまり自覚がなかったのですが、特に呼子(よぶこ)以降、地味ぃなアップダウンの連続だったのです。

このような↓
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交通量の少なさや、路面状態の良さから、精神的な疲れは出ていませんが、肉体的には充分に削れています。その証拠に、結構踏んでいるつもりなのに25km/h以下しか出ていません。しかし、未だその事実に本人は気づいていません。


imageあれ、思ったよりなんか進まないな〜。



ガーミン壊れた??


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あ!!!!!!

大山展望台 3kmって。


image……。


なぜローディーは展望台と名がつくものには、行かねばならぬと血が叫ぶのか。


ここまで出番が少なかったこの人にも聞いてみましょう。

imageルートからは外れるんだけど、展望台があるんだって…。



imageまさか、ひよるクマ?



展望台までたったの3km。所詮血塗られた道だ!!!!!!

冷静になって考えましょう。登りの3kmは結構な距離です。しかし120km走り、距離感が壊れた私は「なぁに、たかだか3kmだ。わはは」と血迷ってしまい、ルートを逸れて矢印の指し示す方へ。

登り始めて20m

ヤバいにおいがするwww

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暗いwww

これ完全にあかんヤツじゃないのかww

スタート直後の深い緑のトンネルに、恐れおののきつつも、今更引き返すわけにも行きません。ガーミンを見るゆとりもなく、斜度は分かりませんが、精神的にも肉体的にも体感斜度は25%

imageぜぇはぁぜぇはぁ…。半分くらいは登ったかな…。



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imageは?あと2.5km? 500mしか登ってないやんwwもう家に帰りたいww


泣きごとを言っても距離が短くなるわけでも、斜度が緩くなるわけでもないので、感情を切り離し、ひたすら3m先の地面だけを見続け登ります。

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残り0.8kmの看板を過ぎると、目の前が開けて斜度も緩くなり、ゴールの兆しが

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大山展望台到着!!

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imageう、うん。まぁなんていうか。そんなに…。たいしたことないねww



下山!!!


元のルートに戻り、103号線を道なり4kmほど先に、気になっていた棚田はある様です。

ここで悲しいお知らせがあります。
当然ですが棚田を棚の様に見るには、下から見上げてもダメです。上からそれらを見下ろせる位置でないと、美しい棚田は見ることが出来ません。

ということは


imageまた登るんかい(怒)!!!!

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嫌がらせに近い地味でじんわりとしたアップダウンを繰り返し、進んだ先に目にしたものは





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よきかな\(^o^)/


「土谷棚田」日本の棚田百選にも選ばれているようで、9月に行われるという「火祭り」の写真は何とも幻想的。


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祭りの時はたくさんの観光客が訪れるそうですが、ロードでならば渋滞知らずで来れそうです。その場合はどこかに一泊するか、徹夜で自走で帰るかになりますが、絶対見に来ようと心に固く誓いました。

夕日が沈むのをこのまま眺めていたいですが、そうもいかないので前へと漕ぎ出します。なんといってもまだ全行程の半分程度しか走ってないのですから。

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意外にも見所の多い福島、美しい棚田もさることながら、もうひとつ私を驚かせるものは


image平地がなくね?


航空写真をぼんやり眺めただけで、海沿いの平坦を潮風に吹かれつつ爽やかに周回するというイメージが出来上がっていましたが、実際の103号線は海沿いからは少し離れており、高台を上ったり下ったり。高台からなので、棚田も美しく、水平線は遠くに見渡せ、眼下に小さな漁村が見下ろせるわけですが…

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image頼むから、上らせるなら下らせるな!下らせるなら上らせるな!!



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103号線も島の半分を過ぎると急に道が細くなり、もう完全に山の中

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棚田のところにあった自販機で給水しておくべきだったのに、まだいっか、が災いしてボトルはほぼ空。補給食の羊羹に手を伸ばしたいが、喉が渇きそうなので、この坂の島を脱出するまでは耐えるしかなさそうです。

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ハムストリングの悲鳴に耳を塞ぎ、絶え間なく襲い来る渇きに喉を掻きむしりながら上っていると、周辺の大きな木々に、オレンジ色の実がびっしりと、撓(たわ)わに実っていました。

imageビワやん!!!!


(ああ、みずみずしいな。あの実には水分と糖分が詰まっているのだろうな…ゴクリ)

imageいやいや!!ダメだ!いくら誰も刈り獲ることもしなさそうであっても、他人様のもの。手にすれば盗人だぞ!!


せめてクマ吉を木に乗せて、ブログ用に写真だけでも撮ろうとゆさゆさと揺れる完熟のビワの間にクマ吉を配置しようとすると…

クマ吉のデカフェイスが当たった実が、3つ連なったまま

ボトッ

imageあ”あ”あ”あ”あ”あ” もげちゃった( ;∀;)



拾って見てみると、三つのうち二つは、熟しすぎて少し痛んでいます。が、もうひとつは今まさに食べごろ。

(泥棒はいけないことだ。だがオマエはこのまま、このビワを地面に捨てるのか?)


image食べちゃお♡



うめぇ!!!!
盗んだビワ超うめぇぇぇ!!!!


後ろめたさから写真は撮れませんでした。



ガミンチョの指示に従い、邁進し続けますが、脚はすでにいっぱい一杯。
筋力不足の私は、普段メンタルだけでヒルクラしています。出発前、ルートラボの高低差を見ながら「今回は山はなし、MAXは230mup。それ以外ちょこちょこした坂はせいぜい60〜100mくらい。余裕。」といった心構えでいたのがいけなかったのです。

60〜100mも繰り返せば、700mの山と変わらないというこの事実。

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小さな坂も積み重ねれば 獲得標高 独立峰だかんな!!忘れんなよ私!!


image浅はかだった。
小学校で足し算からやりなおしたい( ;∀;)


漸くこの事実に気づいた頃、峠を越えたようで、徐々に下り基調が多くなってきました。

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imageえ?これw大丈夫なの??これホントに県道w??
もうダメだ迷い込んだ。ビワ泥棒に制裁が下った。


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このまま森に還ろう


ガミンチョはGO!としか言いません。これでやっぱり間違えてましたってことになっても折り返す脚はもう残ってないぞ、と不安げに進むと。


image橋だ!!!


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こうして福島に別れを告げ、伊万里市街まで下り、国道202号線を北上し、唐津街道を折り返し走ります。

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過去最長のライドで、自分がどこまで走れるか分からなかったので、念のため帰りは、JR沿いにルートを取りました。夜間の体調不良や集中力の低下は特に危険なので、そんな場合はいつでも輪行という手段がとれる様にしておいたのですが、見知った唐津街道に入ると、緊張がほぐれ、どうにか自宅まで走りきることが出来ました。22時50分帰着。242km。2320mup。15時間49分。



身体を壊し、思う様に動くことが叶わなかった二年前。
体力をつけたいと始めたウォーキングがジョギングに変わり、ロードバイクと出会い、40kmが240kmに伸び、近所のダムまで200mupを何度も脚をつきながら上っていたのが、2300mup出来る様になりました。その一歩一歩はとても小さく弱いものでしたが、積み重ねる続けることで、二年前には想像もできなかった場所に辿り着くことが出来ました。
そして、もちろん、今も私はまだ道半ば。これからさらに二年後、今では全く想像出来ないような場所に立っていられたら嬉しいな、と思います。



小さくか弱き人よ、オマエはどこへ消えたのか?福島240km(前編)

二年前の日記を読み返した私。(前話参照) 

駅の階段すら途中で息切れして上がれず、病気の後遺症から不安と孤独に怯える日々も、もう過去のこと。ロードバイクと出会い、たくさんの冒険をして、強く逞しくなりました。(メンヘラは治っていませんw)


imageあれから二年かぁ。どれくらい元気になったのか試してみたいな。明日の休み、行けるところまで行ってみよう!


ということで、張り切って出かけた結果がこちらです。 


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元気になるにも程があるwww

「駅の階段が上れないの(ノд-。)クスン」 だと?


か弱く儚いオマエはどこ行ったww?
2,300m上っとるやないかwwww 



いやいや、しかし、感謝感激であります。



私が普段ロングライドとしているのは130km〜150kmくらい。それくらい走ると、大抵帰宅後はヘロヘロです。MAX走行距離は、以前にひとりブルベごっこをしたときの215kmくらいだったかな?今回はそれを少し上回る240km

目的地は佐賀県の端にある福島。



福島を選んだ理由は特にありませんでした。その近くの鷹島は良い評判を聞いていたのですが、ルートラボで見るとアップダウンがかなり激しいことと、そこを目的地とすると走行距離が200km程しかないという理由から、その隣の福島をチョイスしただけ。何の下調べもなく、只の目的地のつもりだった福島が想像を遥かに超える美しさと、私のひとり笑いに溢れた島だったので、書き残しておこうと思います。

ルートはこんな感じ。



一番高い峠でも、日向峠230mくらい。山は無い!!多少のアップダウンはありますが、平坦メインで、気ままに“流す感じのライド”の予定でした。

なぜ…なぜ私はルートラボの端のこの表示を見落としたのか?それとも、何かの間違いだ、と思ったのか?何者かが私の目を塞いだに違いありません。

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目標グロスAVは15km。いつか出てみたいブルベを意識しているというのもありますが、最低限これくらいのスピードで走らないと、帰り着くのが深夜になってしまうからです。

(今回ソロライドで記録用の写真なので面白味はありません。)



朝7時。クマ吉と羊羹を詰め込み出発です。

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日向峠を抜けて、唐津までは勝手知ったる道。天気も明るい曇り空で、暑すぎることもなく、ロングライドには最適です。

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柔らかそうな新芽もぐんぐんと伸びてきて、夏に向けて勢いづいています。前回のライドの時にはまだ色付いていなかった紫陽花が美しく、道中たくさん見られました。

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何度か通ったことのある道でも、常に新しい発見はあるもので、ふと目に止まった小さな神社。舗装路から脇にそれ、近づいてみると、苔むした神社独特のかおりがします。

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今まで気づかず素通りしてしまっていたことが不思議でなりません。

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神社の内側から人間界を見ると、こちらとあちらでは時の流れ方も違うような気がします。
もう少し時間をかけて撮りたいところですが、あまり序盤からのんびりするわけにもいかないので、また今度来ようと、先を急ぎます。(このときはまだアニメ「夏目友人帳」を観ていなかったので。今行けば、妖(あやかし)を探そうと大はしゃぎだったことでしょう。)

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筑前深江から202号線唐津街道に出ると、海沿いで走りやすい道が続きます。信号も少なく、トラックは殆ど通らないので、向かい風さえなければ快適そのもの。この日も穏やかな潮風が、背中を軽く押してくれました。

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なにか謂れがあるのかもしれないけれど、よくわからないのでちんこ岩とし、一応拝んどきました。

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とても快調に来たので、思ったより早く唐津に到着。このあたりで60km。
日本三大松原のひとつに数えられる虹ノ松原。いつ来ても美しく、壮大です。

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4.5kmにも及ぶ松原の途中に、唐津バーガーはあります。
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移動式(?)の大きなバンで販売しています。のぼり旗も立っているので初めてでもすぐに分かると思います。福岡側から行くと左側にあります。
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ろかせず兄様に連れて来てもらったことがあるのですが、これが美味しいのよ〜!!AVを落とせないので、あまり停まって食事をすることは予定してなかったのですが、この匂いには抗うことが出来ずピットイン。まぁ、胃腸が元気な前半に、しっかり補給しておくことも、ロングライドにとっては必要なことかもしれません。
 
(唐津城)
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imageおいちょっと待て!!なにこのシシ神の森感!!




普通の舗装路の横の小さな柵を隔てた先に、こんなナイス蔦があるなんて!
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私は無類の苔&蔦好きです。

imageコダマのフィギュア持ってきて、写真撮りたい!!!



唐津城を過ぎ、海沿いに進路を取ります。さてここから先は、一度グループライドで走ったことがありますが、ソロは初めて。アップダウンが多いことは前回学習済みなので、無理せずマイペースで。この時点でAVは17.5km。なかなか良い調子です。

呼子(よぶこ)だ!
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imageイカが食べたい…イカが食べたい…もうむしろイカになりたい。



イカが食べた過ぎて、自分を見失い気味。うわ言の様にブツブツ繰り返しながらいると…



 

パンクした 泣 

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後輪がガラス片を踏んだようで、幸い傷は小さく、スローパンクに近い感じで少しずつ空気が抜けていった模様。

で、うっかりしていましたが、前回パンクした時に、タイヤレバーが一本へし折れたんだった!!

前日にチューブ一本では心許ないと、自転車屋に行ったのに、レバーを買い忘れるという痛恨のミス。前回も、レバー2本でどうにか外せたので、修理は可能であるけれど、もう一本へし折れたらDNF…。細心の注意を払いながら必死こいて交換すること30分。 前回は前輪で、手押し空気入れでも特に問題なく走れたけど、後輪は前輪以上に圧がいるのかな?私の力では限界一杯に空気を入れたつもりでしたが、走行に問題はないくらいにはなりましたが、やっぱり空気が足りないことは漕いでいれば分かる。せっかくがんばっていたAVも14km台になってしまい、がっかり。CO2ボンベの導入を真剣に考えないと行けない様です。


その後も気持ちがよい道が続きます。
佐賀は何と言っても、車がいないwwローディーにとっては有り難いかぎりです。
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imageひいいい。また登るんかい!



ここまで地味に繰り返されるアップダウンで、徐々に削れ続けている脚に追い討ちをかける200mup。〇〇峠とか△△山とか名前があれば、頑張りがいもありますが…。

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imageいや、これただの坂やん。ただの坂…。ただの坂?「ただの坂」ってなんなん?てか、坂ってなんなん?坂って…
あははははははははははは
(今思うと何が面白かったのか、全く分かりませんが、何故かこの時爆笑しました。)

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ガミンチョの表示は『Distance110km』。普段であれば、自宅に帰り着き、お風呂のお湯を溜め、メイクを落としながら“今日のまとめツイート”を考えているくらいの走行距離。

imageまだ半分以上もあるのか!!!!???



この時初めて、自分の中に知らぬ間に作り上げられていた『距離感』という常識が、ガラガラと崩れた音を聞きました。

人は気づかぬうちに自分の中で「当たり前」とか「常識」とか「そうあるべき」を造り上げているのでしょう。もっと自由でいいはずなのに…。

image当たり前を疑え!!

と鼻水を垂らしながら登坂する私を、ピンクの紫陽花が見守ってくれていました。(体幹が弱すぎて、ヨロヨロ走りながら撮った写真は全部ブレていたのでボツ)


image橋や!!!!


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あの赤い橋の先には、福島が待っている!!!

いざ行かん!!!!



次回に続く 

脊振・九千部ダブルクライム!2山4峠2,500mUPでクライマーになれるのか

何を以てクライマーと称すのか。山が好き?登りが速い?

チームで走る場合、得意分野から自ずと役割が生まれ、エース、スプリンター、クライマー、アシストという肩書きが付くのだろう。しかし、趣味しかも基本ぼっちのローディーがクライマーを名乗る場合、必要な条件とはなんぞや。

ふとそんな疑問が頭をかすめて思い出した、いつかどこかのブログで読んだ一文。

「脊振山(せふり)と九千部山(くせんぶ)のダブルクライムが福岡・佐賀のクライマーに人気のコース」


私の中でクライマーの定義を確立するために、クライマーに人気のコースを走ってみよう、ということになりました。はい、自分でも何を言っているのか意味がさっぱり分かりません。

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脊振山九千部山もそれぞれ単体では登ったことがありますが、今回はその2つの山を4つの峠で繋ぐ2500mUPです。自傷行為です。






お付き合い頂くのは、やますたさんと、ゆるぽ拓さん(ゆるぽ拓さんのブログ。肩肘張らずにロードを楽しんでる様子が伝わる爽やかでステキなブログです。)

imageとにかく今日は巡航速度は一切無視。後半に向けていかに脚を貯めるかが勝負の分かれ道、というか生死の分かれ道です。ちなみに今回もランチ場所の設定はありません。


imageはい。そうだろうと思ってました。補給食用意してます。



imageうむ。



先週、「グロスアベレージを上げようライド」において、私に食事休憩無しで150km付き合わされたやますたさん、飲み込みが早い。 

アベレージに拘った前回とは打って変わって、今日の目標、登坂は時速ひと桁のキープ。速さなんてどうでもいい。ルートラボの山切りカットの狭間で、死なないことだけが目標です。ちょっと調子が良くて、いつもより良いペースで登れそうな幻想に取り憑かれても、己を見失うことなく、時速10kmを決して越えない様にします。ちなみにルート上にはJRは通ってないため、輪行への逃げは存在せず、DNFは「山道で体育座り」を意味します。


まずはやますたさんと二人でスタート。

日向峠に向かいます。


糸島方面に行く場合、幹線道路を避けてこの日向峠を使うことが多いです。とはいえ時折トラックが来るので、気が抜けません。斜度は低め。10%の箇所が少しだけあるけれど、殆どは5〜7%といったところでしょう。

image昔、初峠が日向峠でした。めっちゃしんどかったです。



image私も初め登れなかったですwあの頃に比べたら成長しましたねぇ〜( ゚д゚)ハッ! いかんいかん!!調子に乗って時速12kmだ!!速すぎる!!ペースを落とさねば。


久しぶりの日向峠で記念撮影。

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ここまで序盤でフレッシュな脚であるにもかかわらず、インナーローに徹し、時速ひと桁を守り抜いたので、日向峠241mを登りきり、脚は全くの無傷。順調な滑り出しです。



日向峠を下ったコンビニでゆるぽ拓さんと合流。朝ご飯タイムです。

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やますたさんも、ゆるぽ拓さんも私は過去ご一緒にライドさせて頂いたことがあります。お二人とも穏やかで、物腰がとても柔らか。私の好きなタイプの男子たちです。なにより、テンション低め。そこがいい。
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朝食と補給を済ませたら、いよいよDEATHゾーンへと突入です。

糸島峠315m。ここは斜度もひと桁。路面も綺麗で走りやすい。糸島方面のローディーにはヒルクラの練習峠にもなっている様です。キツすぎず緩すぎず、長過ぎず短過ぎず。タイムを測ったり、何往復かして、フォームの確認をする人もいるようです。

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この後に控えている脊振山は二人は初めて、ゆるぽ拓さんは九千部山もお初とのこと。ガーミンの指し示す先が死地であることを知っているのは私だけ。内心、2人とも気の毒だなwwwと笑っていましたが、当然私にも余裕があるわけではありません。とにかく負荷をかけない様、ダンシングも最小限で、脚を貯めつつ、糸島峠をクリア。

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ホッとしたのもつかの間、目の前にループ橋。三瀬峠への入り口です。


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三瀬峠の越え方は2パターン。ひとつは赤い矢印に沿って、このループ橋を進み、その先に続く三瀬トンネルを利用する。有料トンネルですが自転車も30円で通行可能です。もうひとつは今回同様、左の青いレーンからガチ峠越えをする、です。

余談になりますが、三瀬トンネルについて。福岡側からの場合、路側帯も狭いこのループ橋を登らねばならず、延々とトラックに追い立てられるので、お勧め出来ません。トンネル内も車のドライバーはまさかこんなところを自転車が走っているなんて思いもよらないのでしょう、ぶっ飛ばして来るので生きた心地がしません。私は三瀬側から、何度かトンネルを通ったことがありますが、歩道を最徐行する様にしています。しかしその歩道も非常に狭く綱渡り状態なので、身体の大きな男子には逆に怖い(やますたさん談)とのことです。脚があるなら、安全のためにも頑張って峠越えをした方が良さそうです。


車は殆ど三瀬トンネルを通るおかげで、交通量が少ないのが良いです。しかし斜度はなかなかのもの。激坂はありませんが、10%を超える箇所もチラホラと見られます。私は定位置、最後尾。やますたさんもゆるぽ拓さんも、当然私より速いですが、同じ地球人タイプなのでカーブの折りに、ちらっと背中が見えたりして、安心感があります。何度かグループライドを経験し、山頂で他の人を待たせることも、は?それがどうした?と思える様になってきましたが、やはりサイヤ人ばかりの中にいるより心休まります。
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三瀬峠も無事クリアした三人。
爽快なダウンヒルで、滴る汗を乾かしながら、道の駅で憩いのひととき。

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image 前から気になってたパセリ、いってみますわ



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口に含むと、すり潰したようなパセリの食感が舌の上に広がります。バニラとそれほど変わらないかなと思わせた次の瞬間、鼻孔に届くパセリの青味。絶妙なバランスで、爽やかな香りにリフレッシュ。夏向けのソフトクリームで私好みでした。


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ちょwwついてるやないかwww

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ここでゆるぽ拓さんのカメラを見せて頂くことに。


SONYと書かれた黒い箱に興味津々。私の友、ソニ助(RX100Ⅲ)よりひと回り大きくRX1Rと書かれてあります。


imageフルサイズです



imageふふふふふふる…さい…ず。こ、これが…。



恐る恐る手に取らせてもらうと、やはりソニ助よりずっしりと来ます。


imageこれ、レンズ交換出来るんですか?



imageいえ、ズーム出来ません。単焦点です。




imageTA、TA、TANSHOーTEN



(´-`).。oO(本当のカメラ好きは単焦点を楽しむと、ものの本で読んだことがある。ズーム出来ないのに、私の蜂蜜号より遥かに値段が高い。

私の周りには撮影好きがいないため、今度撮影ライド、やりましょうね、ね!ね!!と約束を取り付け、新しい楽しみが増えたな〜とゴキゲンで先へ進みます。


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ロードバイクで風を切って進むと、季節の移り変わりをとても敏感に肌で感じることが出来るのが嬉しいものですが、五月終わりから十月の田んぼの様子もまた色鮮やかに季節を映しだしてくれます。

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少し前まで、田んぼに張られた水に空と雲が映る様子を新緑の香りの中で眺めていましたが、漸く小さな苗が、どの田んぼにも植えられたようです。これから、真夏にかけて青々と育ってゆく稲。その稲を揺らしながら吹き抜ける風を目で追い、入道雲を眩しく見上げる夏。秋トンボが飛び交う頃には、一面黄金色へ変わった田んぼにのたわわに実った稲穂が頭を垂れる。

お米、万歳


imageちょい待ち。おたまじゃくし、撮りたいです。多分いると思うんですよね。



imageいますかね〜




imageいやいやwwめっちゃいっぱいおるwwww



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子どもの頃から、おたまじゃくしの不思議は私の心を捕えてなりません。子犬は大きくなっても犬。子牛も大きくなっても牛。なのにおたまじゃくしは…大きくなったらカエル!
いやいや嘘やん?ってくらい見た目が違う!!(昆虫もそうですが、サナギの段階を経るので、私の基準でイマイチ) エラ呼吸から肺呼吸に変わることもスゴい。そしておたまじゃくしに足が生えたときの気持ち悪さはもう狙っているとしか思えない!!

おたまじゃくしに魅入られる私を横に、男子2人は無関心。


(´-`).。oO(おい、どうした、君らのボーイズハートはもう朽ち果てたのかよッ!


念願のおたまじゃくしをカメラに収め、ご満悦。鼻息荒く先へ進むと、前方で2人が遠く上空を見上げています。





imageimage アレですよね




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脊振山からまさかの視覚攻撃。登り口に辿り着くことすら、分不相応だぞ、と言っているかのように山頂にある丸いレーダー(?)をちらつかせて、心を折りにきます。

私は脊振山には登ったことはありますが、福岡側から登ったので、こちら佐賀側から登るのは初めて。


imageさ、さ、佐賀側の方が、しゃ、斜度、緩いし。大丈夫。



フェイスマスクのおかげで、青ざめた顔を二人に悟られなくて良かった。

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本格的な上りに入りましたが、やはり斜度はそれほどキツくなく、8〜9%程度、道幅が広く、車も殆ど通らないので、大回りすればさらに緩くなります。


前方を行くやますたさんが、ワインディング大回りで斜度殺しを披露。

imageいやいやwwいくら車来ないからって大回りし過ぎwww
絶対斜度殺すマンwwwwww


そんなこんなしているうちに、見晴らしの良いところに出たので写真ストップ。今回は生きて帰ることが目標なので、途中の脚付きは敗北とは見なしません。

フルサイズで撮ってもらってるクマ吉。

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かなり標高が上がってきました。気になる走行速度は


8.5km/h

わたし…




絶好調やん!今日速いやん!


そして山頂に到着!

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久しぶりのイカとご対面

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先程、「山頂」を書きましたが、実はここは自転車に乗って到達出来る山頂であって、自転車を担いで辿り着ける山頂は、ここから階段を上った先にあります。


私は当然自転車を停めて、クマ吉だけを片手に展望台までの階段を登りますが、男子二人は「初めて来たなら、愛車と山頂で写真撮らないかんやろ」ということで、担いで上がって頂きます。

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(´-`).。oO(二人とも、ちょっと登ったら展望台だよ〜なんて言ってごめんwめっちゃ階段あったww記憶が改ざんされてたw


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標高1000mからの展望はやはり、他の山々からの景色とは一線を画します。高さは正義とは言い切れませんが、その高さからでしか見ることの出来ない、そして登ってきた者にしか見ることの出来ない高見からの景色というものは確かに存在すると思います。


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私がクマ吉と遊んでいるその一方で…

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がんばれー\(^o^)/ 

脊振山山頂には自販機とWCがあるのが有り難いです。給水をしたら、福岡側へと下ります。

斜度がおかしいwwww

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福岡側の勾配は、常時12%ほど。内側の斜度は18〜20%あるという話もうなずけます。以前脊振山にトライした際は死にかけましたが、今回は割とあっさり登れたので、内心ちょっと脚力が付いたのでは、なんて期待していたのですが

やっぱりこれ登るの、ふつーに無理/(^o^)\昔の私、奇跡。


脊振山ダウンヒルに握力を奪われつつ下山した一行は、五箇山ダムの周回コースが出来上がっているとの情報を得てのんびりとダム見学。

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(´-`).。oO(目を凝らせば、塀の上に調査兵団が見え…はしないが、これからの九千部山、ある意味「心臓を捧げよ」だな。

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新しいダムの優美なダム壁にうっとりしていたのもつかの間。はい、キタ。九千部山入り口。

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脊振山と九千部山、どちらが好きかと聞かれたら、間髪置かずに九千部山と答えるでしょう。
今回は市ノ瀬側から登りましたが、斜度は10%越えが多々あり、ダンシングで踏ん張る箇所も多くあります。正直キツいし辛いです。

でもそれすら忘れさせてくれる鬱蒼とした林道の静けさと、木々の美しさ、全身が飲み込まれて行くような緑の濃さがたまりません。路面状態はあまり良いとはいえませんが、整備されすぎている舗装路より冒険感を与えてくれます。

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そして気になる走行速度は…

6.8km/h

さすがにこれは…わたし…



上出来やん!!


何度か脚をつき呼吸を整えて、ヨロヨロと登り続けます。

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脚も体幹も限界近くなった頃に現われる何かの電波塔。「もうすぐゴールですよ〜」の雰囲気を醸し出していますが騙されてはいけない!!これから結構先が長いのです。初めて来たときは、わーいゴールだーと気が緩んでからのワインディング攻撃に、マジ殺意\(^o^)/だったのです。
ゆるぽ拓さんが脚を止めて写真を撮っていました。

えぇ、これから先が結構長いことは…


言わないでおこうwww 


やますたさんも合流し、九千部山(848m)
三人揃ってゴール!!

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さっき登った脊振山が見える。あんなことろから来たのか…。


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二日市方面に下山すると、以前地震で壊れていた道路の補修工事も終わっていました。もともと自転車は通れたのですが、車が通らない分、落ち葉や枯れ枝が多く落ちていたのですが、今後はその心配もなくなりそうです。

山神ダム近くの日吉神社でいつものネコ達にご挨拶。

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大博多CCではまたしても、何者かに私の記憶は改ざんされており、「ちょっことだけ登りがあるけど、その後すぐ下り〜」と大嘘。言った本人が追加100mupで無事死亡。

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image平地なかった




imageうん、平地全然なかった




imageホント、平地なかった






image今後、我々は胸を張ってクライマーを名乗ろう。



私、分かってしまった。遅かろうが、ヨロヨロだろうが、ブレブレだろうが、誰に何と言われようが、登る意志を持つ者、それがクライマーだ


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【おまけ】

『オタマジャクシと女』(Photo:やますた) 

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九千部山ならぬ・・苦戦部山!?クライマーの世界を垣間見よ!!

山登りの楽しみとはなんでしょう?

 
山にさほど興味のない人は、「山頂からの絶景を楽しむ」こと、だと考えます。確かにそれも一つの理由ではありますが、根本的な理由ではありません。景色を楽しむためならば、わざわざ徒歩や自転車で登る必要などないのです。エアコンの効いた車内で、ミュージックに耳を傾け、おやつを食べながらドライブしても、山頂からの景色は等しく美しいのです。

ではなぜ人は山に登るのか・・・。

なぜならそこに山があるから。

エベレスト三度目の挑戦で北東稜の頂上付近で消息を絶ったジョージ・マロリーの言葉。初めて耳にした時は「バカじゃね(°д° )?何言ってんだw。山?あったっていいじゃん。別に登んなくったっていいじゃんw」と思いましたが、ロードに乗るようになった今、実に的確にクライマーの精神構造を集約した名言であるとつくづく実感します。

山に魅せられた者は、極論、「山頂には展望台も何もないよ、木々が生い茂って下界の景色は見えないよ」と分かっていたとしても登るのです。なぜならそこに山があるから。坂があるから。斜度が気になるから。
 

以前は坂を目にしただけで、ああああーーーもうダメだあああーーもう終わりだああああーーー(TДT)と涙目で逃げ出していた私ですが、先日かんかけ峠に挑んだ時に、この精神に破綻を来した者たち(褒め言葉)=クライマーの精神世界を、ほんの少しだけ垣間見たような気がします。

もう少しその先の世界を観てみたい・・・恐いもの見たさから、自転車で登れる山を検索(この辺りからヒルクラ病感染症状が見受けられます)。

その中で 九千部山(くせんぶやま)が私の心を掴みました。

佐賀県鳥栖市と福岡県筑紫郡那珂川町に跨がる山。標高848m 背振山系。

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私がよく行く山神ダムの近くです。

山神ダムは私がロードバイクを買いたてで、スニーカーにフラペだった頃、初めて本物の坂というものに出会い、コテンパンにされたほろ苦い思い出を持つダムです。家からも手頃な距離ということで、その後何度も訪れていますが、なんとその山神ダムの少し奥にある林道から登れるようです。
 
普段通り二日市方面から行っても面白くないので、以前から気になっていた那賀川南中学校あたりからつながる県道601を使って、行ってみることにしました。

(九千部山には福岡県那珂川町市ノ瀬からと鳥栖からのルートがあるそうです。鳥栖ルートは激坂まみれとのこと。)

今までの私の最高地はかんかけ峠の645m。九千部山は、それを200m程上回る強敵です。
検索情報によると、斜度は最高でも10%くらい。超激坂はない模様。そして山頂からは天気が良ければ、背振山はもとより、糸島、遥か彼方には久住連山まで眺めることが出来るそう!!
いつものように、坂に怯える気持ちはもちろん多いにありますが、好奇心が辛うじてそれに勝ります。


コンビニで補給用の羊羹とウイダーを入手。
 

ゴールドに手を出すところから、何かに縋りたいという気持ちが表れています。

那賀川南中学校近くから県道601に入ると、少しずつ登り基調となってきます。

魔王の住む城の麓の町に辿り着いたような緊張感。
あーなんで頼まれもしないのに、こんなところに来ちゃったんだろうなぁー

坂の途中で、さらに重なる坂を見つけました。


見上げるとかなりの斜度ですが、これくらいで心折れるようでは、848mには挑めません。自分に喝を入れるためにも一応登ってみます。

登れた( ;∀;)
こういう時、斜度が何%か分かればいいのに。またガーミンが欲しくなってきた。

次第に緑が多くなってきたなーと思ったら、あっという間に深い木々に囲まれました。


県道601号は林道の雰囲気が強く、車もほとんど通りません。斜度は4〜7%くらいでしょう。ダンシングすることもなく、周りの鳥の声や、流れる水音を楽しむ余裕もあり、実に気持ちの良い道です。
 






ほどなく大博多カントリークラブの看板のある分岐に差し掛かります。どちらからでも九千部山には行けるようですが、山神ダム方面からのルートを取り、左に進みます。

県道137に出ると「あーここね!!」。今まで知らなかった道と、知っている道が繋がるのは、なんだか嬉しいものがあります。

日吉神社横には自動販売機とWCがあり、今時なかなかお目にかかれない二宮金次郎の銅像があります。


 
日陰で休憩



ここまでで既に標高は350m程あります。少し脚は疲れたけれど、今から500mUPはどうにかいけそう。
 
ここでゴールドのドーピングを投入。英気を養い、いよいよボス戦開始です。


えっ!?ちょっっwww
門前払いwwww



ちょうど引き返してきた車のお兄さんが、徒歩や自転車なら行けるっぽいよっとのことだったので、ま、行けるとこまで行ってみて、途中で通れなかったらそれもまた運命。潔く今日のところは撤退しよう。

と先へ進むと



おそらく先日の地震の影響でしょう。自転車なら問題なく通れました。

登り始めると THE林道といった感じ。ガレているところはあまりありませんが、落ち葉や小さな小石がコロコロしているので注意が必要です。




斜度は先ほどの県道601より少しきつめ。7%から、ちょっときついところで9%くらい。ダンシングでないと登れないといったような斜度ではありませんが、600mを超えた辺りからちょっとずつしんどくなってきて、たまに立ち上がって筋肉を伸ばしながら、進んでいきます。800m越えという未知の領域のため、無理は禁物。


スピードは気にせず、時速6〜8kmのゆるゆる登坂で頑張ります。

それにしても木々の密集率が高い。かなり登ってきたはずですが、立ち並んだ木々が途切れないので、全く下界が見えません。登坂途中、辛くなっても、時折木立の切れ間からご褒美風景をチラ見せしてくれれば、少し気持ちも復活するのに・・・と不平を漏らしてみても、九千部山はそんな甘えを許してはくれません。
 
これで山頂から良い景色見せてくれなかったら、どうなるか覚えとけよ(`ヘ´) !!
などと坂道に悪態をつきながら登ります。

こうなったら『山頂からの景色は最高!』との先輩ローディーのブログを信じて、ひたすら登るしかありません。景色は楽しめませんが、木陰が続くので日焼けの心配はないし、涼しいのでヒルクラの辛さを少し軽減させてくれます。
九千部山、これがあなたなりの優しさなのね。


途中開通記念の石碑があり、ここ謎の林道は、箱谷林道という名前だと判明。


林道の出口はT路になっており、ここまで足付きなしで登ってきましたが、ルート確認のため足付き。ここまででだいぶ疲れてはいますが、脚を着かないと耐えられない程追い込まれてはおらず、道を知っていれば脚を着かずにクリア出来ただろうと思います。ただ今回は足付きなしにそんなにこだわってはいなかったので、良いでしょう。

750mを超える辺りから、斜度が上がったような気がします。脚が削れて、力なく進んでいるので実際の斜度UPよりもきつく感じます。ダンシングする回数も増加。それほどきつくないような見た目のワインディングも突っ込んでみると、予想以上にクランクが回らず、慌てて立ち上がり踏み込むといったシーンも出てきます。
 
そしてこの辺りから露呈してくるのが、体幹の貧弱さです。低速で登っている時間が長くなる程、それを支える上半身にも付加がかかります。上半身を上下左右に無駄に振ることは、エネルギーロス。分かってはいますが、頼りない体幹がへばってきて、上半身はブレブレ。
 
800m付近までは、頑張って意識的に修正しようとしましたが、800mを超えると
もうどーでもいいよ、とりあえず辿り着きゃいいよ(TДT)



なんとか頂上まで辿り着くと、展望台まではテレビ塔の横を通って徒歩で行かねばならない様子。


どれくらい先があるのか分からないのでクリートカバーを着けて自転車を押しながら進むと、ほどなく視界が開け展望台が姿を現しました。





少し霞んでいますが、絶景かな絶景かな。
 

ご覧下さい。あちらに鎮座されているのが、鬼神 背振山様で在らせられます。


一つ不満を言うならば、この景色は展望台に登らなければ見れないため、ロードバイク+絶景という写真が撮れないということ。展望台の階段は狭く自転車は持って上がれません。


GW期間中ということもあり、車で上がってきた家族連れ3組それぞれに
「ここまで自転車出来たの?へええーー、信じられん(゚ロ゚;)!?」と言われました。

そりゃそうでしょうとも、登ってきた本人も信じられないですから

帰りは落ち葉でスリップしないように下ハンを持ってゆくり丁寧にダウンヒルしていきましょう。



二宮氏に帰着の報告をし、



山神ダムにて、しばし回想タイム


インナーローで時間をかければロード購入から半年の女性でもそれなりに楽しんで登れるようです。

そしてどうやら今の私が、坂道に不平不満をぶつぶつ言いながらでも、楽しんで登れるのは斜度10%が限界。それ以上の、例えば糸島白糸の滝(裏道)のようなリアタイヤが空転してしまうような激坂は(今思い出しても身の毛のよだつ)まだまだ脚力、体幹ともに不足しています。

とはいっても筋トレとかキライだからなー。ちょこちょこ乗ってたらそのうちちょっとは筋力つくんじゃないかなー。

ひと山制覇したところで、私もクライマーの気持ちが少し分かるような気がしてきました。

翌日、昨日見た鬼神 背振山のスペックを確認していたところ、ある記事が目にとまりました。
 
「背振山(標高1000m)を登った後、九千部山(848m)のWクライムがクライマーに人気のルート」

ごめんやっぱりクライマーの気持ち全然分かんない((((;゜Д゜)))

走行距離56km
ave 14.6km/h
獲得標高 1681m
 
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corratec DOLOMITI に乗ってます。 貧乏・貧脚・貧メンタル。激坂手前ですでに半泣きですが、愛機 蜂蜜号と楽しくライドしています。小心者な昭和の女。ぼっち活動を得意としています。 どうぞ仲良くしてください。
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