雑談

【日々の暮らし】引っ越し完了!!『ゲストハウスくれめる』間取り公開


引っ越しをしました。


これまでは出張で家に帰れないことも多く、自宅=物置&仮眠室。休みが合わないから、友人を家に招くことも滅多にありませんでし、稀に訪れた友人からは『干しっぱなしのブラジャーがなかったら、40歳独身オッサンの部屋にしか見えん』と言われる程、殺風景で無造作な暮らしぶりでした。

元々古いものが好きで、家もしかり。インテリア雑誌で見かけるような、うちっぱなしのコンクリートの壁にモダンな間接照明、無機質な感じのするデザイナーズマンションは性に合わないので、これまで住んでたアパートも、めぞん一刻の様な佇まいの古いアパートでした。今回引っ越しに多大なご協力を頂いたやますたさんも、我が家の外観のボロさを見て「これはwww女性の住むところじゃないwww」と何かもとてもめずらしいようなものを見たかの様な反応。
 
現実社会では、漫画のような近隣住人とのハートフルは交流はなく、下の階はアル中爺さん、隣はDVカップルです。しかし、私もメンヘラ鬱女なので、入居者の構成はそれなりにバランスが取れていたと言えます。


新しい賃貸マンションって、エレベーターホールから玄関先まで独特の臭いがしません?あれって何なのかな?塗料?建材?とにかく私には苦手だな〜と思う臭いがあって、今回も始めから古い物件を中心に探しました。もちろん家賃も安く押さえられますし。

新しい勤務地近辺は、県内でも人気のエリアなので、クソ田舎であるにもかかわらず、全体的に家賃相場は高め。しかもネットで検索した限りでは、単身者向けの物件がとても少ないです。

そんな中で見つけた

築46年
平屋の戸建て
2DK
一台駐車場付き。


お家賃、なんと















4万円


外観はそれなりに古いですが、個人的にこの昭和臭がたまりません。

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中は一度リフォームが加えられているようで、私にとっては十分満足がゆく綺麗さ。

↓玄関を開けると廊下がありその両サイドに6畳の和室があります。畳はどちらも新品なので、扉を開いた瞬間、ガチ畳の匂いがします。
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やたらと立派な床の間があるので、後日ロードを入れてみたところ…。
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「御誂えですか?」という程のジャストフィットwww
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もうひとつの和室↓
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突き当たりはキッチンで、フローリングになっています。
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キッチンから見た玄関↓
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トイレ、ぽっとんじゃないよ。
ちゃんとウォシュレットも付いています。
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近年のマンションに比べれば、脱衣所や洗面台がなかったりと、不便さは多少ありますが、これまで住んでいた家にも、そんなものは付いていなかったので、問題なし。
私を多少イラットさせているのは、この一点のみです。

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うん。貼らなくても見れば分かるからね。


玄関先には縁側を作ろうと思います。
表通りからは見えにくい場所ですし、そもそも人が通らない。手前は縁側としてベンチ的なものを置き、奥はパーテンションで仕切れば、完全にプライベート空間を確保出来ます。小さなガーデンチェアかハンモックを置きたいと考えています。

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北東にあたるので日差しは柔らかく、眩しすぎることもありません。(これは夕方撮影)


出張で水やりが出来ないから、植物も一切置いていませんでしたが、実はこれでも少し乙女なところがあって、花が好きなのです。祖母の影響もあると思います。
小さな寄せ植えのプランターでいいので、玄関には花を置きたいし、できれば睡蓮鉢でメダカも飼いたい。

今までは騒音問題から室内でローラーに乗ることは出来ませんでした。今後は、隣が竹薮なので、ローラーも気兼ねなく出来ます。
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田舎なので実走しやすい環境ではありますが、その分、夜間は闇なので、平日の仕事終わりにはローラーで汗を流せればいいなーと思います。Zwiftにも手を出したくなったので、ローラーは何を買うか検討中です。

自宅の外観まで公開して大丈夫?と思われるかもしれませんが、万が一探そうと思っても、探し出せるような場所にありません



賃貸なので、大掛かりなことは出来ませんが、少しずつ手を加えて、居心地の良い空間にしていきたいです。

そして……出来ることなら、何にもない田舎でひとり暮らすのはさみしいので、時々誰かが遊びに来てくれたらいいなーと夢見ています。



とりあえず、現実は見ずに、今夜は寝よう。

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PS 今回、買い出しから、荷物運びまで手伝ってくれたやますた様にスペシャルサンクスを!!!!
















【日々の暮らし】MEN☆HERA マイジャーニー/古民家スローライフでこじらせ編、はじまるよー!


細々と続けている当ブログ。個人的には話題を絞ってあるブログが好きなので、これまでロード縛りで書いてきましたが、私、書くのがとても遅いので、ライドレポは一本書くのにすごく時間がかかってしまいます。写真の選択・加工まで含めると丸一日仕事。頻繁に更新出来ないし、整備などロードバンクに関する知識もない、そもそも最近ロードに乗ってないからネタもない

9月から新天地で仕事も変わり、引っ越しもして、自炊もするつもりだし、DIYも頑張りたい(´∀`)

今後はロードバイクネタに限定ず、日常の些細な楽しかったこと、面白かったことも時々、織り交ぜて書いてみようかなと思います。

今まで庶民の女の日常の様子なんて、クソつまんねーし、誰も興味ないだろうなと思って、日記的なものは書くのを控えてきましたが、個人のブログなんて大体そんなものだし、数週間更新せずにいるよりは、ささやかな話でも習慣的にちょこちょこ書いた方がいいかなと。書いてて面白くなかったら元に戻すかもしれないけれど、実験的に9月から内容を少しチェンジして更新していくつもりです。


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ともすれば、代わり映えのしない毎日になってしまう田舎の暮らしので、ブログ用のネタ探しは生活にハリをもたらしてくれるかもしれませんしね。

今後ともよろしくお付き合いください。







ライドとテーマソング『A moment like this 』Leona Lewis

オークランドから、シンガポール経由、福岡行きフライトの待ち時間です。5時間。

何か書こうかと思ったけれど、公衆Wi-Fiが遅すぎて、画像がアップ出来ない。というか、そもそもネタがない。

なので、今ちょうど聴いている楽曲の話でも。


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毎回とは行きませんが、特にソロライド中、あまりにも美しい自然を前に、言葉にならない気持ちを抱えて、立ち止まってしまうことってないですか?私は10回に1回くらいかな。ライド中、一瞬にも永遠にも感じられる、そんな時があります。
 

汗だくで登った山頂近く、ぱっと開けた視界に雲ひとつない青空が広がっていた時…

休憩がてらに立ち寄った、誰もいない海岸のテトラポットに腰を下ろして、静かに波の音だけを聴いている時…

思いがけないところに凛と咲く山百合を見つけた時…

田舎道、山の稜線に日が落ち、空が茜色から群青色に移り変わってゆく時…
 
忙しい日常の暮らしの中から切り離された時間の流れの中で、“何か”に出会い、言葉を失う瞬間や、時には胸を抉られるよな切なさや、なんだかよく分からないけれど突然大きな喜びに、心を覆い尽くされるような感覚。


ライド中「言葉にできない感情があふれる」そんな瞬間を、多くのローディーが経験しているのではないかと思います。でなければ脚をグルグル回すだけで、こんなに多くの人がロードバイクに魅了されるとは思えません。

上手く言葉にできない、そんな時、私はよく歌います。結構デカい声で。人の来ない山頂では、エア・オーディエンスを前に、熱唱です。たまにクマ吉をマイク代わりに握りしめていることもあります。100%人様にはお見せ出来ない姿です。
たまに工事関係者のバンが通りかかって、うぉっ!!と身を屈めることもありますが。

声を出すって溜め込んだ感情を吐き出すには、とても手軽で効果的だと思います。アカペラでもいいし、最近はスマホのスピーカーも良くなっているようなので、それをBGMに、恥も外聞の投げ捨てて、ひとり山頂武道館ライブを開催するのはお勧めです。驚く程の爽快感が得られると思います。

個人的にはテーマソングを一曲持っているといいのではないかと思います。邦楽でも洋楽でも、出来れば自分の気持ちを代弁してくれるような歌詞のものがいいですね。

最近の私のテーマソングは『A moment like this 』Leona Lewis (2006)


 

私の好きな海外オーディション番組 X−factor の優勝者である彼女。歌唱力もさることながら、笑顔が可愛く、インタビューを通してもマジ性格いい子やんというのがお茶の間に伝わり、一躍トップスターとなりました。その後ミリオンセラーを連発しているので、知っている人もいるかな?

 
原曲はKelly Clarkson (2002)



原曲もステキです。


和訳は得意ではないですが、待ち時間でヒマなので、下に歌詞を載せておきます。(一部意訳)


ライドだけではなく、仕事中でも、家族や友人と過ごすときでも、「ああ、今この瞬間…」と思うことは時々訪れます。最後の仕事を終え、オークランドの澄み渡った空に飛び立つ飛行機の中で、ずっとこの曲がリフレインしていました。
帰国したら、一刻も早く人気のない山頂で熱唱したい気分です。

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A moment like this /Leona Lewis 

What if I told you it was all meant to be
Would you believe me, would you agree
It's almost that feeling that we've met before
So tell me that you don't think I'm crazy
When I tell you love has come here and now

もし私がすべてこうなる運命だったと言ったら
あなたは信じてくれる?うなずいてくれるかしら?
ずっと前から私たちは出会っていた感じがするの
だから愛はずっと前からここにあったと言っても
私をおかしなヤツだって思わないでね 

A moment like this
Some people wait a lifetime
For a moment like this
Some people search forever
For that one special kiss.
I cant believe it's happening to me
Some people wait a lifetime
For a moment like this

こんな瞬間を
人生をかけて待っている人もいる
こんな瞬間を
永遠に探し求めている人もいる
たった一つの特別なキスを
信じられないわ、それが私に起こるなんて
人生をかけてこの一瞬を待ちわびている人もいるの

Everything changes, but beauty remains
Something so tender I cant explain
Well I may be dreaming but till I awake
Can we make this dream last forever
And I'll cherish all the love that we share

すべては移り変わってゆく、でも美しさは残るわ
上手く説明出来ないけれど、儚く優しいもの
えぇ、私は夢を見てるのかもしれない
でもこの夢を永遠に続くものに出来ないかしら
そしたら私は、あなたと分かち合えるすべての愛を
大切にしていくから


A moment like this
Some people wait a lifetime
For a moment like this
Some people search forever
For that one special kiss
I cant believe its happening to me
Some people wait a lifetime
For a moment like this

こんな瞬間を
人生をかけて待っている人もいる
こんな瞬間を
永遠に探し求めている人もいる
たった一つの特別なキスを
信じられないわ、それが私に起こるなんて
人生をかけてこの一瞬を待ちわびている人もいるの

could this be the greatest love of all
I wanna know that you will catch me when I fall
So let me tell you this
Some people wait a lifetime for a moment... like this!


こんなに素晴らしい愛は他にはない
教えて、私が落ち込んだ時あなたは受け止めてくれる?
これだけは言わせて欲しいの
人は人生をかけて待ち続けているの…そうこんな瞬間を!

Some people wait a lifetime for a moment like this
Some people search forever for that one special kiss
Ohh, I cant believe it's happening to me
Some people wait a lifetime for a moment like this
A moment like this!
For that one special kiss

こんな瞬間を
人生をかけて待っている人もいる
こんな瞬間を
永遠に探し求めている人もいる
たった一つの特別なキスを
信じられないわ、それが私に起こるなんて
人生をかけてこの一瞬を待ちわびている人もいるの

Oooohhhh i cant believe its happening to me
Some people wait a lifetime for a moment like this
A moment like this

あぁ、信じられないわ、ずっと待ち望んでいたこんな一瞬が
人々が人生をかけて待ち望んでいるこんな瞬間が、
今、私に訪れているなんて








 

ロードバイクが理由で巡り巡って転職することになった話

最近全然ロードに乗ってなくて、ブログネタがない。

しょうがないのでマイライフ、語っちゃいましょう。

今回はとても地味で、なんの面白味もない話です。30代のこじらせ女が鬱全開で人生語っちゃってるので、だいぶキモいです。気をつけて下さい。しかもオークランドへ向かう飛行機の中で、実はちょっと酔っぱらっていますw

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私事ですが、9月から転職することになりました。

これまで私は、とても出張の多い仕事をしてきました。特定のオフィスを持たず、取引のある企業に出向き、打ち合せをして、現場で仕事をするといったスタイルです。仕事場は国内外問わず、約6年半で47都道府県を巡り、海外渡航は45回を越えました。

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スーツケースひとつで飛び回り、年間1/3はホテル暮らし…。こういうと、バリバリのキャリウーマンか何かかと勘違いされそうですが、フリーランスの日雇い労働者です。経費で高級ホテルに泊まり、洒落たレストランで食事をすることも多くありましたが、華やかな見た目と裏腹に、実際は「よくそれで生活出来るね?!」と驚かれる程の低所得者です。

お金はないけど、好きで始めた仕事で、好きで続けてきた仕事でした。辛いことや嫌なこともあるけれど、それでも大きな感動や冒険があります。やり甲斐があり、好きな仕事だったから今までやって来れました。

ただ何にでも良い部分とそうでない部分がある様に、長いときは18時間を越える労働時間、大勢の人の前で話す緊張感、自分のひとつひとつの判断が全体を左右し、時には大きな賠償金が発生する責任の大きさ、必要以上に他者からの評価査定に晒され続けることからの人間不信…。少しずつ狂い始めた心のバランスを、調子が悪いときは精神安定剤で修正することが多くなってきました。『好きな仕事』が必ずしも『向いている仕事』ではないのかもしれません。
 
体調を壊し、そのリハビリのためにロードバイクを始めた話は以前しましたが、ロードバイクで汗をかきつつ山を登り、日光を浴びて、緑の中でひとり静かな時間を過すことは、メンタルの浄化作用がとても大きいのです。心療内科の薬に頼ることも少なくなり、ガチの意味でロードバイクが心の支えになってくれるようになりました。


仕事は好き。でも出張が重なると、ロードに乗れない…。

今後のキャリアアップを考えるなら、EUを中心に仕事することになります。しかしEU中心となると、3週間は家に帰れなくなります。3週間海外、1週間日本…その繰り返しです。



半年前、“上の人”からEU行きの打診がありました。


『将来を考えると仕事の幅を広げることは大切です。次、タイミングが合えばEU方面にチャレンジしませんか?』


image(若干かぶせ気味で)イヤです!!EUには行きません!!




『なぜ?』
 

image自転車に乗れないからです

 

『?????』
 

こんな感じで、王道のキャリアUPへの道は捨てました。
ロードと出会っていなければ、今頃EUで働いていたかもしれません。


imageさて、キャリアアップの道は捨てた。このまま不安定な仕事で身を削り、ひとりで生きていくのは不安。願わくば寿引退…。しかし……私、色々こじらせた難あり物件の為、結婚出来る気がしねぇwww
あと数年は、今のまま頑張れるかもしれないけれど、このまま続けたら5年後には精神が崩壊して白い灰になっている確率94%(クレメル予想)



どうしたもんかねぇ〜と思いあぐねているところに、今回の転職話が舞い降りました。

誰でも知ってる大手企業で、たった一日お手伝いするだけの仕事。内容も普段に比べると易しいものでした。ところが、何が良かったのか、その中で関わった人事の人と一緒に昼食を食べていると、何の前触れもなくいきなり

『よかったらうちで働かないか?事務職で今とは全然違う仕事になるし、勤務地は佐賀県になるけど』と。

SAGA??

佐賀県は福岡の隣に位置していますが、全国でも存在感の薄い県ではないでしょうか。実際、私もロードに乗る前は、「えww佐賀?未開の地でしょ?パスポートいるww?」とふざけたことを言っていました。(無知故の偏見です。佐賀県民の方々すみません。)
 
もしロードバイクに出会っていなければ、300%即答で「ありがとうございます。でも私、今のこの仕事が好きなので。(訳:そんなクソ田舎に誰が行くか)」と断っていたと思います。


しかし今、見えるもの全てローディー目線

佐賀と言えば…


車が少ない、信号が少ない、アスファルト舗装が美しい。山、海、島、ダムがある。そして、最近一緒にライドしてくれる友だちも出来た。福岡ローディーのサンクチュアリ「糸島」にもアクセスが容易。
 

image佐賀、HEAVEN☆


先方から提示された条件は、『8:45ー17:45。社保完備で、土日祝日休み、残業基本無し、有給、GW、夏休み、正月休み、リフレッシュ休暇、産休、育休、親の介護休』

imageホワイト企業w 純白ww



ただし、前述の通り、私は今の仕事が好きなのです。

ダラけきったフリーター生活に嫌気がさし、ちょっとした冒険心からロサンゼルスを旅行したのが22歳の頃でした。そこで大きく人生観が変わり、その後、世界一周、単身35カ国くらいを放浪し、巡り巡って今の仕事に就いています。
 
『安定なんかクソ』

人生の路岐路に立った時、これまで常に、自分にとって難しい方、出来そうにない方を選んできました。病気で余命宣告を受けたとき、我が人生に悔い無しと思えたのも、やりたいことを中心に進んできたからだと思います。

しかし今回は違います。

たかが転職。どこにでもあるようなたいしたことない話。分かっています。
だけど私にとっては仕事を変えるのではなく、これまでの生き方を根底から変える決断でした。

転職話から2週間、仕事の合間を縫って、先方に出向き仕事の条件を聞き、適正診断と一般教養の試験を受け、新しい家を探し、引っ越しの手続きまで済ませたので、周囲からは「スゴい決断力!」とさんざん言われましたが、実際はそうではありません。


image私は逃げるのか?


私がもっと強ければ…。
私がもっとしっかりしていれば…。
私がもっと大らかで小さなことにくよくよしなければ…。
私がどんな人に対してももっと寛容でいられたのなら…。

ずっと今の仕事を続けられたのかもしれない。

このまま今の仕事を続けていけば、たくさんの冒険があるだろう。多くの人が出来ない様々な経験が出来るだろう。田舎の事務員として、のんびり暮らすと言えば聞こえはいいが、自分の可能性を自分で潰してしまうのではないか。


深夜2時。ロードのチェーンのひとコマひとコマをブラシで磨きながら、答えなど出るはずもない問いかけを、自分自身に繰り返し、繰り返し…。



転職の手続きも、新居の手続きも済ませ、最後の仕事となるニュージーランド行きの飛行機の中でこれを書いていますが、未だにこれが正しい選択だったのかな?という思いは消えません。


ヘタレでメンヘラなので、不安や迷いは尽きることがありません。もうこれはしょうがないww
ただロードに乗っていて、ひとつ間違いなく思えるのが“正しいルート”は存在しないということ。目的地までどの道を選んでも構わない。その道の上で、何に目を向けるのか、何を感じて、何を大切に進むのか。寄り道も、迷い道もそれはそれで良い。なんなら、目的地を変えたって良い。ライドの時はいつも「今日は、なにして楽しもうか!」ただそれだけです。


9月からは“新しいルート”を選ぶことになりました。人の生き方も“正しいルート”など存在しないのかもしれません。日々の暮らしもライドと同じ様に「今日は、なにして楽しもうか!」と過ごしていけたらいいな、と思います。




 

【黒い流星】の異名と私がロードを始めたワケ

先日本棚を整理していたら、昔の日記が出てきました。毎日ではなく気が向いた時に、時々書いている程度ですが、二年前のその中には、まだロードバイクと出会う前の私がいて、ロードバイクと巡り会った運命、と言うと大袈裟ですが、そのいきさつを鮮明に思い起こさせてくれました。


私がなぜロードバイクを始めたのか。なぜロードバイクにハマったのか。今まで誰にも語ったことのないその詳細。ちょっと話が長くなりますが、おヒマなら続きをどうぞ。

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私は一度、肺を患い、死にかけたことがあります。

2015年の4月末。突然、熱が出て、元来丈夫な身体の私は深刻に受け止めることもなく、季節外れのインフルエンザにでもかかったのだろうと、翌朝這う様にして近所の内科に行きました。内科の先生は、即救急車を呼び、私は大きな病院に転送。「いやいやww大袈裟やろw 実家には連絡しないでくれ」と言っていたのに、病院側が家族を呼び寄せてしまいました。

私は、HCU(ICU集中治療室のひとつ下のランクらしい)で、仰々しいモニターがたくさん並んだ機械に、チューブで繋がれました。家族がベッドの傍らで見守る中、真綿を詰めたような真っ白い影で曇った私の肺のレントゲンとCT画像、その隣に全くと言っていい程同じ症状の、肺がん末期患者のものが並べられました。

「組織検査前なので、100%とは言えませんが…」と神妙な顔をした先生が、その2つを比較しなんやかんや説明した後「ご覧の通り肺がんの可能性が非常に高いです。検査をしようにも、今の肺が弱りすぎていて、検査後麻酔を解くことが出来ず、そのまま寿命を迎えることになるかもしれません。」と。


私「このままだと後どれくらい生きられますか?」

医師「一ヶ月か、もう少し早いかもしれません」 



ガチ余命宣告やん!!


泣き崩れる家族をよそに、私は意外にも怖いとか悲しいとかは感じませんでした。

まさかのEND!? 予想外の展開だけど、30代でガンで死ぬ…まぁよくある話だな。わりと好きなことばかりしてきたからやり残したこともないし悔いもないな。自分の貯金で葬式代賄えるかな。」

くらいしか思いませんでした。熱が40度あったので、頭が回っていなかっただけかもしれませんが。


1週間後、何らかの原因で肺がアレルギー症状を引き起こし、肺がんそっくりの症状が一時的に出たのだと判明。炎症を抑える投薬が続けられ、入院から三週間で、切ったり縫ったりすることもなく、無事退院しました。


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(友人からのお見舞い品で可愛い感じになっていますが、30過ぎの場末の女の病室です)

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(ヒマなのでよく作品づくりをしていました)


奇跡の生還に、周囲からは「生命力が強すぎてキモいw」とお褒めの言葉を頂き、「黒い流星」とあだ名され、ゴキジェットを丸々一本を点滴で送り込まないとこいつは死なないなどと、賞賛されました。


しかし誰にも言えませんでしたが、実のところ、退院してからはかなりしんどい日々が待っていました。

ガンでなかったにせよ一度は「余命一ヶ月の肺」となった私の身体が、日常生活をまともに送れる様になるには、そう簡単ではなかったのです。

退院後二週間くらい実家で養生していましたが、ひと月以上仕事を休んでいることへの焦りが、日に日に募ってゆくばかり。実家にいれば食べることには困りませんが、自宅の家賃や光熱費など最低限の支払いはあります。治療費や入院代もかかっているので、貯蓄は減っていく一方。生活を立て直すためにも、自分のアパートに戻らなければと、家族の心配に「大丈夫だから!」と笑顔で返し、自宅へ戻ったのは余命宣告の日から1ヶ月半たった頃でした。

仕事は週2日、出来るだけ座っていられる楽な仕事を回してもらい、どうにか働き始めることが出来ましたが、300m歩くだけで目眩がし、10分間立って打ち合せをするだけで、その場にしゃがみ込みたくなるのを歯を食いしばって耐える日々。仕事を受けている以上「病み上がり」は言い訳にならず、キツいなら家で寝てろよって話で、現場に出てきている以上は同僚にも負担をかけるわけにはいかない。
仕事のない日はスーパーに買い物に行く以外は、殆ど寝て過ごしました。というか起きていられなかった、という方が正しかったかもしれません。


【その当時の闘病記】

これまで心配かけた家族に、これ以上の心労は絶対かけたくない。
病院に飛んできてくれた友人達とは、笑顔でバカ話をしたいから暗い顔は見せたくない。
駅の階段が上れない。苦しい。いつまで後遺症が続くのか。不安でしょうがない。
このまままともに仕事が出来なかったら、どうしよう。どうやってひとりで生きていこう。
誰にも言えない。頼れる人はいない。誰かに「ツライ」と一言だけでいいから言いたい。


涙で綴られていた。



今、読み返してみると、

誰かこの子を抱きしめてやってくれ( ;∀;)


退院から3ヶ月後の再検査。肺は良好。退院直後は思わしくなかった血液の数値も正常値。なのに直ぐにぐったりしてしまうのは何故かと、担当医に尋ねると、体力が落ちているからだと。

そんなに簡単に体力って落ちるものなんだ!!でも身体にどこかしら問題があるわけじゃない。落ちた体力は、鍛えれば元に戻せる!!

それから仕事のない日は、ひたすら歩く様になりました。もちろん目眩や倦怠感は繰り返し襲ってきますが、検査の結果は正常値。これは気の迷い。と自分に言い聞かせ、ひたすらに歩きました。漸く歩くのに慣れて来ると、今度は強くなりたいと思う様になったのです。身体が動かないことからの不安や孤独から逃れたかったのかもしれません。
体育は得意な方でしたが、しんどいのは嫌いなので、長距離を走ろうなんて発想は、以前は全くありませんでした。しかしウォーク&ランを繰り返し、次第に1キロ走れる様になり、5キロ走れる様になり、秋には10キロ走れる様になりました。

10キロというのは車で走ればあっという間ですが、自分の足で走ってみると、わー!自分の身体だけでこんな遠くに来ちゃたよー!!と感動したものです。それと同時に自分の力でもっと遠くに行ってみたいなと思いました。

ランニングの帰り道「15キロ以上走ると膝が痛くなるから、サイクリングっていうのはどうだろうか?入院してた時、暇つぶしにと友人が教えてくれたあのアニメ。弱虫ペダルだったか。面白かったな。ロードレーサーって呼ばれてたっけ?あの自転車なら遠くに行けるんじゃないだろうか?」


ロードバイクなんて乗ったこともないし、実物を見たことすらありませんでした。ただのちょっとした思いつきでした。でもなんの迷いもなく、すんなりと、あの速そうな自転車を買おう!!と思ったのは、きっと見えない何かに与えられたのだと今でも思っています。(帰宅後、ネットで検索したときは、想像を絶する値段の高さにコーヒーを吹きましたがw)

11月のはじめに降って湧いた様な思いつきで、12月10日納車された白いロードバイク。それが今の相棒、蜂蜜号です。

色んなメーカーを比較検討したり情報収集するのは、面倒くさがりなため苦手。

・ウエアや小物諸々含めて予算は30万円。
・車体は絶対に白。
・ブレーキは105以上。

それ以外は特にこだわらない。
というアバウトな探し方をして、何となく目に留まったのが、corratec。少し調べてみると、「質実剛健」と評されることが多いようで、その地味さが気に入りました。人気もあまりない様です。しかし悪い評判もあまり見かけません。

多くのローディーは自分のロードを、カッコいいと思って購入しているのだと思いますが、実は私は自分のロードバイクをカッコいいと思って購入したわけでありません。どちらかと言うと垢抜けないし、ちょっとダサいと思っていますw でもそれくらいがちょうどいい。真面目で地味で良い人そう、そんな自転車が長く付き合っていけそうな気がして選びました。


ロードで初めて出かけた日のことは、多分一生忘れられません。とてもとても寒い日でした。


いつものジョギングコースをあっという間に抜けて郊外へ出て、今まで見たことのない土地を風を切りながら、寒いwwwと笑いながら…涙が横へ、横へと流れては消えていきました。なんの涙だったのかは、自分でもよく分かりません。往復で40キロくらいだったと思います。息が吸えていること、ハンドルが握れていること、ペダルが踏めていること、心臓が波打ち血液が身体中を巡っていること。そのどれもが愛しく、有り難く思いました。

田んぼのあぜ道に腰を下ろして休憩している時、ふと手をついた先に、薄紫色の小さな花が寒空の下、誰に知られることもなく凛と咲いていました。その姿を見た時「こんな美しいものに今まで気づかずに生きてきたんだな。あぁそうか。この花を見るために、私は生かされたんだな。」と長い間ぼんやりと眺めていました。
山頂からの絶景も良いものですが、それよりも林道の苔や小さな花に心惹かれるのは、この経験のせいかも知れません。

その後、山、海、川へを出かけていく様になるのは、このブログを読んで下さっている方々にはご存知の通り。もちろん、現在、私は健康そのものです!



ロードバイクなんてホントお金がかかるばかり。メンテの手間もかかるし、周囲の理解を得るのも大変。それでも好きで好きでしょうがない、愛して止まないロードバイク。きっとその一台に、その人それぞれのドラマがたくさん詰まってるんだろうなーと、見知らぬローディーとすれ違うたびに思います。

 
corratec DOLOMITI に乗ってます。 貧乏・貧脚・貧メンタル。激坂手前ですでに半泣きですが、愛機 蜂蜜号と楽しくライドしています。小心者な昭和の女。ぼっち活動を得意としています。 どうぞ仲良くしてください。
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