「きみと激坂」…ブログタイトルに激坂とつけておきながらあまり激坂に挑戦していないではないか…

それには理由があります。

えぇ、そうです。

私、激坂は登れないのです。

斜度10%くらいの坂ならばインナーローで、とにかくゆっくり時間をかければなんとか登りきれる様になってきましたが、激坂は別。

長いダラダラ登坂に必要なのは、「終わらない坂はない」と信じ抜き、耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ昭和的精神力と、ほんの少しのスタミナです。しかし斜度15%を超えるとそうはいきません。ペダルを最後まで踏み抜く脚力、低速でも倒れない体幹とバランスが必要。

誠に遺憾ながら私はそれらのうち、ひとつも持ち合わせてはいません。

プッチンプリンの大腿二頭筋とパンナコッタの体幹はもはやチャームポイントではないかと思い始めています。

しかしこのままタイトル負けし続けるのもの気になるので、今回はもはや壁だと称させれる北九州のモンテ・ゾンコランへ上りに行く!のではなく、見学しに参りたいと思います。

(モンテ・ゾンコラン・・・イタリアの標高1750mの山。欧州では最も厳しい山岳行程として名高く、約10.5km。平均11.2%の勾配、標高約900m地点付近では同区間最大の22%勾配、同1210m地点付近では20%勾配という、激坂が待ち構えている。 一部Wikipediaより)



噂に聞くその悪魔の激坂は・・・

斜度 25%
距離 300m
(ガーミン所持者のブログを参照。)



screenshot


北九州モンテ・ゾンコラン
 

いやいやそんな坂がこの世に存在するはずがないw
寝ぼけた人が見間違えたのでしょう。





スタートは博多から。

screenshot

博多〜北九州モンテ・ゾンコラン
 
篠栗街道と呼ばれる県道201号をひた走り、八木山峠をさくっとクリア。


( ゚д゚)ハッ!

八木山峠といえば、アイツがいるではないか。

飯塚側に下り始めたその直後、右側にそれは現れます。


久しぶり見たけど、やっぱり斜度がおかしいwwww

前回は半分に満たない地点で立ちゴケしましたが、今回はどうでしょうか?



おりゃああああ

ゴテっ(前回と同じ場所)


前回からスクワットの一回もしていないので、まあそうなるとは思ってたよ…

正直、前菜坂のつもりでトライしたけれど、これよりすごい坂がそうそうあるとは思えない・・・。メインディッシュの北九州のモンテ・ゾンコランは「そんなものか」で終わっちゃうかもな〜。などと思いながら、畑峠へ。

全く期待していなかったこの畑峠が、素晴らしかった!

写真を撮りつつ、緩めの斜度をのんびりと登って行きます。


北九州の走り屋には有名な河内貯水池を抜けて…

ケアハウスが目印のはず。


これっぽい!この辺のはず・・・

ん?



あはははははははははは

ないないないないないない


あははははははっはjgぉgひfkゔぁい、ゲッホっ、ゴッホ…

直線なのに先が見えねぇwww


ちょっと待てよコレ、どこかで見た光景・・・


ああこれだ!




てことはこれをダウンヒルすると、こう



ていうか、もう、こうじゃない?



どうするよ…これ…。

「見学」とは言ったけど、ここで行かねば生涯チキンの汚名は拭えまい・・・。

 

オーケーだ。我はカミカゼ特攻隊。貧脚の散り様とくと見よ!!!!

立ちゴケはスタート前から確定なので、ビンディグがスムーズに外れるかを入念にチェックし…

おりゃあああ


インナーローからの登り始めは軽く、一瞬「いけるか!?」と思わせるものがありましたが、10回ほどクランクを回すと、早くもそのわずかな期待は砕け散りました。徐々に重くなるペダルは私を簡単に絶望へと突き落とします。減速に伴いハンドルがふらつき始めました。

前を見るための体幹すら保てなくなり、足元のアスファルトの一点を見つめる…。

むぎぎぎぎ

全体重をかけてるつもりの右足のペダルも、もう下に降りません。もう、痛みや苦しみはありません。

そして最期の時を待ちます。

つ、伝えてください…クレメルは…最期まで、勇敢に…た、戦い、抜い…た、と…

ゴテっ



ここまで登りました。





結構登れた様に見えるでしょう?しかしこの先は…


ドドーン


笑笑笑笑笑笑
 
とりあえず記念に坂の写真をひたすら撮り、さてここからどうしたものか…。ブログのために交換したばかりのクリートを削り、徒歩で頂上まで行ってみるか…。でも右側の自転車は、両手で支えていなければその場に留めておくことも難しいほど下に引っ張られている…。これを押して上がるのか?

などと逡巡していると、上から地元民とみられる原付のお兄ちゃんが降りてきてて(というか原付が降りてきたことすら奇跡に見えた)

「この上、野良犬がいるから気をつけてね」と


!!!!

肉眼ではよく見えませんが、写真を拡大してみると


なんと、なんと恐ろしい北九州モンテ・ゾンコラン!!

後ほどツイッターのフォロワーさんから聞いたところによると、野犬が住み着いていて、息も絶え絶えに上がってきたローディーに吠え掛かって来るそうです。


まわれー右!!!!
退避!!!!

下りはまるでジェットコースターの様な景色。


え?ここ普通の生活道路ですよねwww

両脚のビンディングは外した状態で、いざとなったらカカトブレーキを使用できる状態にして自転車に跨り、下ハンブレーキでゆるゆる。なんとか無事下りきりました。


jスポでお馴染みの栗村氏も挑戦したという北九州モンテ。ここに一度でも挑戦した証を残しておけば、「タイトル負けのチキンブログ」と後ろ指さされることもないでしょう。それにしても・・・こうしてブログを書くために思い出すだけで、背筋に冷たいものが流れます。

あぁ、今この時も、あの坂はローディーの生き血を啜っていることでしょう…。恐ろしや恐ろしや…。