あれだけホイールが欲しいと言いながら、それを差し置いてカメラを買いました。

SONY Cybershot RX100M3 



シャマルウルトラには届きませんが、ゾンダなら買えるお値段です。

なぜホイールでなくカメラを買ったのか・・・。
それは「自分とロードバイクとの付き合い方」が見えてきたからです。

元々私は全くと言っていい程、写真に興味がありませんでした。むしろ写真を撮る人があまり好きではなかったかもしれません。 旅先で美しい景色を目にしたとき、一心不乱に画面を覗き込む写真好きな人を横目に、「せっかくこんなきれいな景色が目の前にあるのに、画面ばっかり見て・・・もったいない。二つの目がついているでしょうに。」と思っていました。

5年くらい前にWEBの仕事に少し携わり、写真の持つ力の大きさを感じたので、ミーハー気分も相まって初心者用のミラーレス一眼を買ったのですが、結局WEBの仕事が終わったら元通り。重たいカメラを持って外出することは一度もなく、ロードバイクに出会うまでカメラと無縁の生活を送っていました 。

それがロードに乗る様になって一変!!ロードバイクで出かけると本当にステキな景色に出会うものです。アスファルトに舞い散った桜の花びらや、高い夏の空に浮かぶ入道雲、紅を差した可愛い楓の葉に、山水画のような冬の山肌・・・。多くのローディーは共感していただけるのではないかと思いますが、そんな景色に出会ったとき、"なんてこの世界は美しいんだ!この感動を忘れたくない、ずっとこのまま心に留めておきたい、そして誰かに伝えたい"、そう感じます。そこでカメラ、私の場合正確にはiPhoneのカメラ機能を起動させるわけです。

そんな風にライド中、写真をたくさん撮る様になり、そのうちの何枚かをツイートしたりブログに載せる様になったわけですが、ある日小さな黄色い花をガードレールの隅で見つけました。どうにか綺麗に撮れないものかと試行錯誤しているうちにふと「私は今までこんなに真剣に一輪の花に向き合ったことがあるだろうか?」と思いました。




花だけじゃない、木々や川の水面や雲や夕日、今その瞬間でしか見ることの出来ない景色にこんなに真摯に向き合ったことがあっただろうか・・・。

美しい世界をただ与えられるだけではなく、美しい世界を自分から見つけに行く、受動的な在り方から能動的な在り方にシフトする、そしてその美しさを賞賛するためのツールがカメラなのではないか。

そう思い至ってから、急にiPhone内蔵カメラやLINEカメラのフィルター機能が物足りなくなってきました。「私が表現したいのはこんなのじゃない、そうじゃないんだ・・・」写真を撮る度ストレスは募るばかり。

もちろんホイールは欲しい。けれど、私はなぜロードバイクに乗るのが楽しいのか、私がロードバイクに求めているものは何かを突き詰めて考えると、それは"走り"ではなく"世界に向き合う"こと。ならば優先順位はもう決まってる。


そんな理由でカメラ購入に至ったわけです(*´罒`*)

今回は高い買い物だったから真剣に考えたわけですが、買い物に限らず日常の"小さな選択"の背景には大きな目的があるはずです。
ぼんやりしたまま何でも適当に決めていると、いつの間にか自分の本質とズレていってしまって、いつも「なんか違う」と違和感や物足りなさを感じたまま過ごしていかなければならなくなったりするのではないでしょうか。
何が自分にとって本当に大切なものなのか、時にはちょっと立ち止まって、じっくり考えることを忘れない様にしなきゃなと、今、SONYの黒い箱を手にしながら思っています。



ちなみに

iPhone



初めて撮ったSONY



(三ヶ月後タンスの肥やしになってなきゃ良いけど(´∀`*)・・・。私のカメラライフが続く様に、お詳しい方どうぞ力になって下さいませ。)