(過去書いたままアップしてなかったライドレポ。↑こんな時期です。)

福岡県と佐賀県の県境には魔物が多く住んでいますが、その魔物達を牛耳るのが、
脊振山(せふりさん)

その標高は1000mと4桁を数え、正にラスボスにふさわしくそびえたっています。

山頂には自衛隊の駐屯地があり、レーダーなどが立っていそうです。

先日九千部山800m越えを命辛々達成し、もう暫くはお山様は結構です!と思っていましたが、なぜルートラボでコースを引いているのか自分でも全く意味が分かりません。
 
繰り返し申し上げますが、私は別に山が好きでも坂が好きでもないのです。

ただ車が少なく走りやすい道を求めていくと、その先には山がある。美しい田園風景に心癒され、野の花々を愛でようと出掛けると必ず山にぶち当たる。

ロードバイクに乗り始めた時、市街地での日常では気づくことのなかった「山大国ニッポン」を知り、そしてその山々を壊滅的に登れない己に衝撃を受けました。それから、このままではマズイ、どうにかしなくてはと半ば強迫観念で、「嫌だ嫌だと言いながら坂に行く」現在の不可解な行動に至っています。
 
天候は上々。


(何故か今回前半の写真が変な色です^^; iPhoneに何が起きたのか?なんか変なところ押してたのかな?)

385号線をひた走ります。


結構車が多いなあ、と思いながら走らせていると視界の端にピンク色の何かが。。。
 
は?
 


二度見してUターン。
 
あ、やっぱり本物。なんでこんなところにフラミンゴ?
 
同じ柵の中には他にも亀や鴨がいます。ツッコミどころ満載すぎて眩暈がしそうなので、手っ取り早く福岡七不思議の一つに認定しました。謎は謎のままにしておくのが得策なそうです。 

 
136号線に入るとようやく車が少なくなってきました。 


若干上り基調のような・・・気づかなかったことにしましょう

 
ラスボス セフリ その鬼岳に挑むには当然一筋縄では行きません。へこたれ系おふざけローディーは、事前に振るいにかけられるのです。
 
ますは中ボス板屋峠の出現です。 


 
鬼岳セフリの右腕であり、絶対的な忠誠を誓う 中ボス イタヤ (653m)


653m・・・。

時間をかければ登れないことはないでしょう。先日の九千部山の経験が背中を押してくれます。しかし、今日倒すべき相手はあくまでセフリ。イタヤで足を使い切るわけには行きません。いかに体力を使わず、脚貯金を残したまま、このイタヤを攻略するかが最大の難関であると言っても過言ではないかもしれません。 


 
木立の間を慎重に、無駄な力をかけることなく、体幹を意識してクランクを回します。もちろんインナーロー一択。先日から真夏日のような暑さが続き、ここまででアクエリアスはすでに2本目。汗は次から次に流れ落ちます。本日の天気予報は最高気温30度。生きるか死ぬかの瀬戸際です。

 


道幅はそこそこ広く、車も全然来る気配がないので、斜度のきつくないラインを取りながら省エネ登坂。

時速8キロくらいで一定のスピードで進んでいきます。私のノロノロ登坂では寄ってくるブヨすらちぎることすらできず、顔の周りをブンブン。忌々しいにもほどがある。フェイスマスクにサングラスなので、刺される心配はそれほどしなくてもいいかもしれませんが、小馬鹿にされているようで終始イライラしっぱなし。
 
激坂はなく、私がシッティングで登れるところを見ると、常時10%を超える斜度はないようです。

板屋峠 攻略! 



ここで悲しお知らせが・・・ 
 
クレメル脚貯金 残30% 

イタヤにどんだけ削られてんだよw
 
さすが鬼岳の右腕、ブヨを使ってまでして、ここまで私を追い詰めるとは!
 
そしてイタヤの恐ろしいところは、セフリに向かう際、635mから500mまで下らされること。せっかくの上ってきたのに・・・。そしてまたこれからセフリに向けて登らなきゃならいのに、問答無用の下り坂確実に且つ的確にメンタル攻撃を仕掛けてきます。

普段は楽しく楽チンなダウンヒルも、今日はむせび泣きながらの下りです。


下った先に商店発見。自販機に頬ずりしたい気持ちで駆け寄り、ほぼ空になりかけてたボトルに冷たいアクエリアスを投入すると、折れかけた心も少し復活の兆し。

しばし憩いの時間を過ごせば、ラストダンジョンはすぐそこ。




登り口はこれでいいのかと迷っていると、坂上から自衛隊の車が。

ここだ!!

きたーきたー
斜度がおかしい


明らかにその坂の性質をガラリと変え、牙をむく大ボスセフリ。
登坂開始50mで明らかな異変に気付き、全身に緊張が走ります。


容赦無く繰りだされるワインディングの連続で、木綿豆腐の体幹がおぼろ豆腐のように軟体化。たまらずダンシングを織り交ぜ辛うじて進んでいきますが、上半身はブレブレで気を抜けば、立ちゴケの一歩手前であることが自分でもよく分かります。



はあまじで いつまで続くんおかしくない?
もういいやろ、もういい加減いいやろ、坂はもういいやろ。
あーまだ先にカーブある。
はいはい、ナイスワインディングですねカッコいいカッコいい。

坂様に暴言を吐きつつ、いつ終わるとも知れないワインディングの連続攻撃に、三半規管までグワングワン。
 


限界まで削りに削り上げられた脚から意識を切り離し、ただ2m先の地面を見つめ続ける・・・。

てか私なにやってんのwww なんの苦行だよwww

そして・・・

脊振山 制覇!!


自衛隊駐屯地の前で写真を撮っていると、テロリストマスクに黒いアイウエアというある意味自衛隊に喧嘩を売っている私の出で立ちにも関わらず、入り口の自衛隊員さんが「お疲れ様ですー」と爽やかに声をかけてくださいました。

はて、1000mも登ってきたのだからさぞかし絶景が・・・いう私の期待と裏腹に周りにはなにもなく・・・


あ・・・階段・・・
これ、登るのか・・・(´;ω;`)


ここまで来たなら、行かねばならない。

涙ながらにクリートカバーを装着し、登山開始。

キツイしヽ(#`Д´)ノ

発狂しかけた頃に漸く展望台に到着。 

いやーなかなかいいねぇー 




  
展望台にはアマチュア無線を趣味にされている方々が数人いらっしゃって、今この上を衛星が通ってる様子などをドラゴンボールを探すレーダーみたいなので見せてもらったり、てんとう虫に話しかけたりしてのんびりと過ごしました。 

さすが自衛隊駐屯地があるということで、背振山の路面は非常に綺麗でした。
山頂にトイレと自販機があるのも素敵なポイント。
 
ワインディングの連続で、先の見えない不安はありますが、ど直線ストレートでしんどい勾配を見せつけてきたり、上空のガードレールをチラ見せして心を折りにきたりといったことはなく、小細工なしでその強さを示してくる、ラスボスにふさわしいお山様でした。


 
快調なダウンヒル後は三瀬蕎麦でいつものざる蕎麦を頂き、そば湯に心まで温められ、三瀬トンネルを抜けて帰宅。


(三瀬トンネルは必ず歩道を走ること!歩行者なんていないからご安心。南→北は良いけどその逆はダメ。北側はループ橋になっていて北から入ろうとすると路側帯のない登りになり、延々トラックに煽られ続ける。)

 
え?また来たいかって?

・・・暫くは山は遠慮するよ。