「ロードバイク」のカテゴリーからこの場末のブログへお越しいただいた方には大変恐縮なのですが、今回ロードバイクの話はお休みです。
ロード乗ってないからブログネタが無いのよ
ところで最近わたくし、
釣りにハマりましてね!!!
Twitterではちょこちょこと釣果を報告しているのですが、このあたりで釣りを始めるに至った経緯と、装備関係と、その面白さなどについてまとめたいと思います。
実のとこを、私、お寿司、お刺身大好きなのですが
顔がついた魚がこわい
スーパーで売っている切り身のパックであればなんとか触れることが出来ますが、尾頭付きの魚は怖いというか、気持ち悪いというか……。とにかく顔がついているとダメなのです。尾頭付きの刺し盛りは箸をつける気なれず、ブリの解体ショーの後に振舞われたお刺身は一口食べた直後に吐いてしまった経験があります。なんともひ弱で情けないこと山の如しですが、数ヶ月前の私はそんな感じだったのです。
ライド仲間のあいさかさんは釣り大好きっ子。以前鷹島でキャンプをした際に、私も隣で大きなキスを釣り上げるのを間近で見せてもらいました。スキューバダイビングや水族館が楽しいように、見ているだけなら平気なのです。
何度かアタリが来た時に、少しだけ竿を持たせてもらったのですが、ビビビっと引き込む魚とのバトルにとてもドキドキして、釣り上げた瞬間は大きな興奮に包まれました。
思い返せば小学4年生の頃、私は一度だけ釣りをしたことがあるのです。
当時、野生児且つ生きもの係だった私は、友人四人で近所の池にブルーギルを釣りに行きました。生まれて始めての釣り体験。密かに想いを寄せる同級生の康二君も一緒だったので、俄然張り切る私。
初めて触る生き餌におっかなびっくりしながらも、楽しい釣りタイムを過ごし、大物6匹を釣り上げました。
ここで何をトチ狂ったのか
クレメル(10歳)『学校で飼おうや!今日は私が家に持って帰って、明日の朝学校に持っていく。』
生きもの係という熱い使命に燃えた私は6匹のブルーギルを持ち帰り、家にある一番大きなタライに移しました。魚の数に対しタライが小さく、背びれがちょっと水面から出ているのが気になりはしましが、ギチギチのタライの中で、ビチビチと元気に水しぶきをあげて泳ぐブルーギルたちは、康二君との楽しい思い出がそのままカタチとなったようで、キラキラした宝物のように見えました。
翌日
全滅
昨日までキラキラしていた六匹の魚たちが、文字通り死んだ魚の眼でこちらを見つめていました。これが10歳にして初めて目の当たりにした「死」でした。淀んだ水はぬめりを帯びていて、生臭さが鼻につきます。
クレメル(10) 『おかあさん…。・゚・(ノД`)』
クレメル母 『自分のケツは自分で持ちなさい』
と二重にしたスーパーのビニール袋を手渡され、完全に放置。泣く泣く必死の思いでビニール袋に死骸を詰めて、登校途中の川に放ちました。
プカプカと浮かびながら流されていく魚たちを涙で見送り
クレメル(10) 『……康二君…』
とまあ、このような体験から、顔がついた魚にトラウマを抱えるようになったわけです。
このご時世、スーパーの鮮魚コーナーで頼めば三枚におろしてもらえるし、自分で魚を捌けなくても、なんの問題もなく日常生活を送ることはできますが、私の中でそんな自分が気に入らないという想いをずっと胸に抱えていました。鷹島での束の間の釣り体験は、子供の頃に味わった興奮と喜びを呼び覚まし、今のダサい自分をなんとか克服したいという気持ちに火をつけるのには十分でした。
たかが釣りですが、これは私史上、大きなチャレンジになること間違いなし。
目標は、
自分で釣った魚を、
自分でさばいて、
自分で料理して、
自分で食べる!
次回は……
釣りをマスターすると決めたはいいけれど、知識はゼロ。何をどうすればいいのかな編です(たぶん)
P.S 小学校6年間同じクラスだった康二君とも、中学では別のクラスになり、言葉を交わすことも殆どなくなりました。その後、成績優秀でスポーツ万能な彼は、バスケット部のキャプテンを任され、学区内で一番の進学高に進み、九州大学へ通ったようです。小中学校で9年間好きだった康二君。私の初恋は「好きです」のひとことが言えないまま幕を閉じました。
ロード乗ってないからブログネタが無いのよ
ところで最近わたくし、
釣りにハマりましてね!!!
Twitterではちょこちょこと釣果を報告しているのですが、このあたりで釣りを始めるに至った経緯と、装備関係と、その面白さなどについてまとめたいと思います。
実のとこを、私、お寿司、お刺身大好きなのですが
顔がついた魚がこわい
スーパーで売っている切り身のパックであればなんとか触れることが出来ますが、尾頭付きの魚は怖いというか、気持ち悪いというか……。とにかく顔がついているとダメなのです。尾頭付きの刺し盛りは箸をつける気なれず、ブリの解体ショーの後に振舞われたお刺身は一口食べた直後に吐いてしまった経験があります。なんともひ弱で情けないこと山の如しですが、数ヶ月前の私はそんな感じだったのです。
ライド仲間のあいさかさんは釣り大好きっ子。以前鷹島でキャンプをした際に、私も隣で大きなキスを釣り上げるのを間近で見せてもらいました。スキューバダイビングや水族館が楽しいように、見ているだけなら平気なのです。
何度かアタリが来た時に、少しだけ竿を持たせてもらったのですが、ビビビっと引き込む魚とのバトルにとてもドキドキして、釣り上げた瞬間は大きな興奮に包まれました。
思い返せば小学4年生の頃、私は一度だけ釣りをしたことがあるのです。
当時、野生児且つ生きもの係だった私は、友人四人で近所の池にブルーギルを釣りに行きました。生まれて始めての釣り体験。密かに想いを寄せる同級生の康二君も一緒だったので、俄然張り切る私。
初めて触る生き餌におっかなびっくりしながらも、楽しい釣りタイムを過ごし、大物6匹を釣り上げました。
ここで何をトチ狂ったのか
クレメル(10歳)『学校で飼おうや!今日は私が家に持って帰って、明日の朝学校に持っていく。』
生きもの係という熱い使命に燃えた私は6匹のブルーギルを持ち帰り、家にある一番大きなタライに移しました。魚の数に対しタライが小さく、背びれがちょっと水面から出ているのが気になりはしましが、ギチギチのタライの中で、ビチビチと元気に水しぶきをあげて泳ぐブルーギルたちは、康二君との楽しい思い出がそのままカタチとなったようで、キラキラした宝物のように見えました。
翌日
全滅
昨日までキラキラしていた六匹の魚たちが、文字通り死んだ魚の眼でこちらを見つめていました。これが10歳にして初めて目の当たりにした「死」でした。淀んだ水はぬめりを帯びていて、生臭さが鼻につきます。
クレメル(10) 『おかあさん…。・゚・(ノД`)』
クレメル母 『自分のケツは自分で持ちなさい』
と二重にしたスーパーのビニール袋を手渡され、完全に放置。泣く泣く必死の思いでビニール袋に死骸を詰めて、登校途中の川に放ちました。
プカプカと浮かびながら流されていく魚たちを涙で見送り
クレメル(10) 『……康二君…』
とまあ、このような体験から、顔がついた魚にトラウマを抱えるようになったわけです。
このご時世、スーパーの鮮魚コーナーで頼めば三枚におろしてもらえるし、自分で魚を捌けなくても、なんの問題もなく日常生活を送ることはできますが、私の中でそんな自分が気に入らないという想いをずっと胸に抱えていました。鷹島での束の間の釣り体験は、子供の頃に味わった興奮と喜びを呼び覚まし、今のダサい自分をなんとか克服したいという気持ちに火をつけるのには十分でした。
たかが釣りですが、これは私史上、大きなチャレンジになること間違いなし。
目標は、
自分で釣った魚を、
自分でさばいて、
自分で料理して、
自分で食べる!
次回は……
釣りをマスターすると決めたはいいけれど、知識はゼロ。何をどうすればいいのかな編です(たぶん)
P.S 小学校6年間同じクラスだった康二君とも、中学では別のクラスになり、言葉を交わすことも殆どなくなりました。その後、成績優秀でスポーツ万能な彼は、バスケット部のキャプテンを任され、学区内で一番の進学高に進み、九州大学へ通ったようです。小中学校で9年間好きだった康二君。私の初恋は「好きです」のひとことが言えないまま幕を閉じました。