ミノウラの三本ローラーが我が家にやってきて、どうにかこうにか一人で組み立てる事が出来ました。 (前話参照)

なかなか乗りこなせないと言われている三本ローラー。

週末ホビーローディーが、パンナコッタの体幹で三本ローラーに挑むとどうなるかを、完全公開。


【私のスペック】
・ロード歴 :1年10ヶ月
・平均的な一回のライドの走行距離 : 90km120km / 獲得標高 : 800〜1,000m
・ソロライド時の走行速度
(平坦ステージ) 2628km/hAVGではありません。これくらいで走るのが好き。たまに30km/h巡航を頑張ってみるも長くは続かない)
(山岳ステージ) 斜度5%以上、時速ひと桁
・月間総走行距離 : 400〜500km

果たして、私は三本ローラーを乗りこなすことができるのか??!!

※途中、悲鳴が上がるので音量にはご注意ください!!

(きっと乗れないだろうから、“なぜ乗れないのか”を検証するために撮りました。もともと誰かに見せる事を前提としていないので背景が黒っぽく、見にくくてすみません。)




結論

恐るな!乗れる!!


ローラーで一番難しいのは壁から手を離しブラケットに持ち替えるまで。
出来れば壁ギリギリにローラー設置して、両手でブラケットを握り、肩を壁に預けて徐々に身体を離していくのが良いそうです。
残念ながら我が家は三方がガラス、一方が襖。ロードを倒して襖を破ってしまいたくないので、マットレスを立てかけ、チェーンオイルが付いても目立たないように茶色のブランケットを掛けました。これが逆に吉と出て、マットレスと左ブラケットの高さはほぼ同じになり、その距離は15cm。最小の動きで持ち替えが出来るようになりました。動画の中では持ち替えた瞬間が分かりずらいかと思いますが、これくらい動きを小さくしていないと、手を離す事が難しいです。私は未だに壁に手をついてからのスタートは出来ません。

個人的な感想ですが、三本ローラーに戸惑いながらも乗れるかどうかは100km1,000mUPが一つの基準な気がします。100km/1,000mUPを坂にブーブー文句を言いながらでも、楽しめるくらいの走力が付いていれば、3本ローラに乗るのは割と容易いのではないでしょうか。自分自身を振り返ってみて、そのレベルの走力がない時にローラーにトライしていたら、ロードを掴んでジャイアントスイングで投げ出したくなるくらい苦戦したのではないかと思います。


〜2日後〜
トータル走行時間1時間10分



フラつきながらもボトルが取れる様になりました。あと2~3時間乗って慣れればビンディングに履き替えることが出来そうです。

走行中は大体25~27km/h。目標はケイデンスの維持と、ペダリングの上達なので、軽めのギアでクルクル回す事を心がけています。ギアを重くすると簡単に30km/hを越えますが、振動音はかなり出ます。確かにこれではなんらかの対策を施さなければマンションでは使えないだろうなーと思いました。


ついついローラーを見下ろしてしまいがちですが、目線は実際の走行時と同じように前方斜め下の路面を見る様にするとブレにくくなりました。景色に変化の無いローラーは退屈かなと心配していましたが、目線の先にPCを持ってくれば動画も普通に観れます。TVは位置が高くなり、目線を上に向け続けないといけないので、ちょっと見にくいです。フォームも崩れますし。あくまで自然に安定してペダルを回せるフォームをとった先に画面を持ってくる事が、大切な様です。
景色の美しい海外ロードレースや、音楽PVなどぼんやり眺めらるものが向いていそう。今は、ローラー音に邪魔されないように、Bluetoothのイヤフォンを使っています。


ペダリングスキルや巡航速度がどのように変わるかはまだ分かりませんが、30分回すだけでも「え?私、ちょっとした滝かな?ってくらい汗を流すことが出来、ストレス発散 & デトックス効果は充分にあります。楽しいです。


今回、万が一私の中に眠る才能が開花してサガン並みのバイクコントロールが出来てしまった時には、動画をアップするかも知れないと思い、念のためにマスク着用で挑みました。実際は、サガンとはちょっと違う方向でしたが、ある意味「人に勇気を与えられる動画」が撮れたので満足です。三本ローラーは難しそう…と二の足を踏んでいる誰かが「これなら私にも出来そうw」と一歩踏み出してくれたら嬉しく思います。

PS.
冒頭でいつも可愛がっているクマ吉に対する扱いにサイコパス感が滲んでいますが、毛布の上に投げるくらいの優しさは有ります。
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