キャンプしませんか?
行く(即答)
やますたさん発案で、九州の西の端に浮かぶ鷹島でキャンプというリア充の真似事のようなけしからん企画が催されました。
いつものようにキラキラ感のかけらもない参加者は
やますたさん
ドルトくん
あいさかさん
Makinpoさん
そして私クレメルの五人です。
鷹島の魅力については当ブログでも熱く語っていましたが、その中に登場したオアシス村でキャンプしたい!!という私の夢がここに叶うこととなりました。
ロッジをレンタル。トイレ、水シャワーあり。炊事場あり。薪は現地で調達可。それ以外はレンタルなど何もないとのことなので、持って行くものは以下の通り。
寝袋、エアマット、鍋、簡易まな板、BBQ用金串、マグカップ、皿、フォーク、スプーン、割り箸、夕食の食材、朝食の食材、夜食、調味料、着替え(UNIQLO ウルトラライトダウン、長袖ヒートテック、長袖シャツ、長ズボン、スニーカー)
前日からあれやこれやと思いを巡らし、準備をするのはとても楽しく、夢と一緒に膨らむ荷物。
そして出発当日、現実に直面するのです
これ全部ロードで持って行くのか…
張り切り過ぎた私、あいさかさん、Makiさんのトータル装備がこちら
リュックサックを背負った瞬間、
重wwww
なにこれ無理wwww
サドルが刺さって三角木馬www
鷹島までは35km。普段のライドに比べれば大したことはありません。ルート確認した時はちょっとご近所をポタリングくらいの安易な気持ちでしたが、実際には
ペダルが重いwww
進まないwww
坂がクソすぎるwww
鷹島まではアップダウンの連続。普段以上に進まない私の登坂速度は6km/hを下回り、鷹島までの32kmが天竺までの道のりかと思うほどでした。
私のバックパックのあまりの重さに見兼ねた釣り師あいさかさんが、自分の釣竿の方が軽いからと交換してくれたのですが、
シュールwwwww
あいさかさん、Makiさん、私が最短ルートを選び、鷹島入り口に差し掛かった頃、一足先に出発したやますたさんとドルトくんの姿が。
この二人、私たちと同じくらいの重量の荷物を背負ったまま、遠回りして大野岳をヒルクライムしてくるという愚行を繰り広げてきたとのこと。
えwwなんなの?ww
バカなの??www
予定時刻を少し過ぎましたが、無事オアシス村に到着!
人、多いwww
関東など人口の多いキャンプ地は芋を洗うような賑わいで、所狭しとテントが並べられている様子をネットで目にすることはありましたが、こんな辺境の離れ小島の小さなキャンプ場に、こんなにも人が集まっていることに度肝を抜かれました。さすがはG.W。ロッジを借りれたのもラッキーでした。
薪は自由に使って良いとのこと。
炭火は起こしたことがありますが、薪は初めてです。
男子が石で組んだ竃に薪がくべられました。割と簡単に火がつき、炎が上がると一気に雰囲気も盛り上がります。
盛り上がるけれども…
目が痛ぇ
薪は炭と違ってかなり煙が出るので、立ち上がる煙に巻かれて目がショボショボ。
キャンプ場のすぐ隣は海です。
やますたさん、Makiさんが夕飯の火の番をしてくれている間、あいさか氏は釣りへ。
釣りスポットを目指して港へ下ります。同行するドルトくんと私。
夕飯は現地調達するスタイル
狙うはイカですが一向にかかる気配がありません。日暮れも間近で、ロッジの二人からはハラヘッタコールがあり、私はあいさか氏とドルトくんを残しキャンプ地に戻りました。
帰り着いた頃には辺りは薄暗く、オレンジ色に揺らめく薪の炎が幻想的。
早速持参した肉や魚を串に刺して、夢にまで見たBBQです。竃の他に隣のロッジの家族が、使い終わったBBQセットを貸してくれ、一気にヒートアップ… ですが…
目が痛ぇ(涙
煙が目に滲みまくりで、まともに前が見えません。目にいっぱいの涙を浮かべながら肉を焼くのですが、これがなかなかの苦行。その上辺りは真っ暗なのでランタンとロードから取り外したフロントライトの明かりだけでは、肉が焼けたかどうかよくわかりません。
炭火に比べると焼けるのも時間がかかるようです。リア充への通り門である「キャンプでBBQ」ですが、見るのとやるのは大違い。
キャンプは強力なランタンを持参し、夕飯は日暮れまでに済ませた方が良いことを学びました。
あとできれば薪ではなく、炭が良い。
自家製唐辛子味噌はなかなか美味しかった。
そして焼きカマンベールチーズの旨さに昇天!
ところであいさかちゃん&ドルティーは??
あいさかさんとドルト君は一度イカを釣りかけるも、逃してしまったため意地になったようで、ロッジに戻ってきたのは21時。やますたさんとMakiさんと私が食べ終わった頃、ようやく帰着。
その後は餅を焼き、自宅で炊いてきたぜんざいを食べ、火を囲んでとりとめのない話をしたり、近くに星を見に行ったり。周りのキャンパーも遅くまで起きていたということもあり、23時半ごろ就寝。
〜翌朝〜
リベンジに燃える釣り師あいさか氏とともに、私はキス釣りに出かけました。
顔のついた魚、ましてや生きた魚は触れない私ですが、虫は平気。餌を付けるのを手伝って、時々竿を持たせてもらいました。
釣れた!!
立派なキスが釣れて、あいさか氏と大はしゃぎ。魚が掛かった時のビクンビクンという引きは快感で、これは病みつきになること間違いなしです。釣りの世界に興味深々!!
キャンプ場に戻ってから、釣った魚をあいさか師の指導の元、捌いてみましたが、
頭を落とした時点で顔面蒼白。三枚におろしたあとは、腰が抜けてへたり込んでしまうとヘタレっぷり。
(やますたさん撮影)
朝食にうどんやホットサンド、釣ったばかりのキスの刺身に、塩焼き、焼いたマシュマロをクッキーに挟んだり。
恐る恐る口にするが、頭を切り落とした感触が残っていて食べれなかった人の様子↓
朝から豪華にお腹いっぱいになったところで、ぼちぼち片付けを済ませて帰路につきました。
初めての試みだったロードバイクとキャンプの組み合わせ。車で行くなら、あれもこれもと積み込むことができますが、ロードで行くのならばサドルバックとバックパックに詰め込まなければなりません。
何を持って行くのが厳選を重ね、そこから更に軽量化を図るためには、準備の段階から創意工夫が必要となります。人によって“どうしても譲れない持って行きたいモノ”の違いを見るのも面白いです。制限がある分、それをクリアするためのアイディアを出していく過程も楽しかったです。
今回の鷹島は自宅からそこそこ距離があり、アップダウンも激しかったので、荷物の重さには苦戦しましたが、島ならではの空気を楽しむことができました。やってみたからこそ、これは必要これは不要、あれがあったら便利だったのに、これがあれば次はもっと楽しめそう…等、気づきも多くありました。
ロードバイクとの付き合いも三年目。楽しみ方の可能性は広がるばかりです。
《まとめ》
マシュマロ2袋もいらんかった。
ひとり2個でよかった。
(おまけ)
帰りに牡丹祭りが開かれてて、みんなで立ち寄り。
とっても楽しかった〜。ありがとう。