2017年06月

ついに上陸 平地なき島!禁断の果実を食べて森へ還ろう。福島240km(後編)

前回のあらすじ〜

二年前の手記により過去の記憶が呼び覚まされ、新たなチャレンジ精神に火がついた。

「もう、か弱く儚い私は、消えた」

目指したのは佐賀県の端に位置する(追記:長崎県松浦市) 福島。
しかし福島手前であるにも関わらず、既に走行距離は110kmを越え、距離感が崩壊。家を出てから7時間。パンクの憂き目に遭いつつも、赤い橋が目の前に現われた。「嗚呼、ついにかの地が…」
島をぐるっと一周、県道103号線に沿って時計回りに回予定なのだが。


image

image
 

204号線をひたすら進み続けると、ついに福島への看板が見えてきました。

ヤッホォ〜

DSC06412
DSC06413

DSC06414


imageようこそ福島ってへって書いてある。
えぇ、ホント。こんなとこまで、ようこそお越しになりましたよ。


DSC06415

橋を渡ってすぐの場所に、観光案内の看板がありました。左側には名所の写真が並んでいます。

ただの目的地に設定しただけで、観光なんて期待していなかったし、下調べもゼロですが、予想外に楽し気な島みたい。特に「棚田」が気になります。あまり眺めていると、行きたいところが増えすぎて、ウロウロしているうちにタイムアップという自体になりかねませんので、無理はせずガミンチョと流れに任せて寄れたら寄ろう。無理なら今度。というスタンスで走ることにしました。

DSC06419


車はおらず、信号もない。厚めにかかる白い雲が、強い日差しを遮ってくれて、ダラダラ汗をかくこともなく快適ライド!!グロスAVも15km台に戻り、時間のゆとりも出てきました。


DSC06420


ただ、ちょっと気になるのが、これまでの獲得標高。すでに1241m?


imageえ??山は無かったはずなのに?一番高い峠でも230mくらいなのに?



ガーミン壊れた??


いえ、そうではありません。この時はあまり自覚がなかったのですが、特に呼子(よぶこ)以降、地味ぃなアップダウンの連続だったのです。

このような↓
DSC06416


交通量の少なさや、路面状態の良さから、精神的な疲れは出ていませんが、肉体的には充分に削れています。その証拠に、結構踏んでいるつもりなのに25km/h以下しか出ていません。しかし、未だその事実に本人は気づいていません。


imageあれ、思ったよりなんか進まないな〜。



ガーミン壊れた??


DSC06421

あ!!!!!!

大山展望台 3kmって。


image……。


なぜローディーは展望台と名がつくものには、行かねばならぬと血が叫ぶのか。


ここまで出番が少なかったこの人にも聞いてみましょう。

imageルートからは外れるんだけど、展望台があるんだって…。



imageまさか、ひよるクマ?



展望台までたったの3km。所詮血塗られた道だ!!!!!!

冷静になって考えましょう。登りの3kmは結構な距離です。しかし120km走り、距離感が壊れた私は「なぁに、たかだか3kmだ。わはは」と血迷ってしまい、ルートを逸れて矢印の指し示す方へ。

登り始めて20m

ヤバいにおいがするwww

DSC06424

DSC06425

暗いwww

これ完全にあかんヤツじゃないのかww

スタート直後の深い緑のトンネルに、恐れおののきつつも、今更引き返すわけにも行きません。ガーミンを見るゆとりもなく、斜度は分かりませんが、精神的にも肉体的にも体感斜度は25%

imageぜぇはぁぜぇはぁ…。半分くらいは登ったかな…。



DSC06428

imageは?あと2.5km? 500mしか登ってないやんwwもう家に帰りたいww


泣きごとを言っても距離が短くなるわけでも、斜度が緩くなるわけでもないので、感情を切り離し、ひたすら3m先の地面だけを見続け登ります。

DSC06431

DSC06434

DSC06437

残り0.8kmの看板を過ぎると、目の前が開けて斜度も緩くなり、ゴールの兆しが

DSC06443



DSC06446

大山展望台到着!!

DSC06452

DSC06455
DSC06459

DSC06467
DSC06470


imageう、うん。まぁなんていうか。そんなに…。たいしたことないねww



下山!!!


元のルートに戻り、103号線を道なり4kmほど先に、気になっていた棚田はある様です。

ここで悲しいお知らせがあります。
当然ですが棚田を棚の様に見るには、下から見上げてもダメです。上からそれらを見下ろせる位置でないと、美しい棚田は見ることが出来ません。

ということは


imageまた登るんかい(怒)!!!!

DSC06521

DSC06525

DSC06515

嫌がらせに近い地味でじんわりとしたアップダウンを繰り返し、進んだ先に目にしたものは





DSC06494
DSC06492
DSC06497

DSC06503


よきかな\(^o^)/


「土谷棚田」日本の棚田百選にも選ばれているようで、9月に行われるという「火祭り」の写真は何とも幻想的。


DSC06508

DSC06507

祭りの時はたくさんの観光客が訪れるそうですが、ロードでならば渋滞知らずで来れそうです。その場合はどこかに一泊するか、徹夜で自走で帰るかになりますが、絶対見に来ようと心に固く誓いました。

夕日が沈むのをこのまま眺めていたいですが、そうもいかないので前へと漕ぎ出します。なんといってもまだ全行程の半分程度しか走ってないのですから。

DSC06509



意外にも見所の多い福島、美しい棚田もさることながら、もうひとつ私を驚かせるものは


image平地がなくね?


航空写真をぼんやり眺めただけで、海沿いの平坦を潮風に吹かれつつ爽やかに周回するというイメージが出来上がっていましたが、実際の103号線は海沿いからは少し離れており、高台を上ったり下ったり。高台からなので、棚田も美しく、水平線は遠くに見渡せ、眼下に小さな漁村が見下ろせるわけですが…

DSC06520

image頼むから、上らせるなら下らせるな!下らせるなら上らせるな!!



DSC06516

DSC06518

103号線も島の半分を過ぎると急に道が細くなり、もう完全に山の中

DSC06519


棚田のところにあった自販機で給水しておくべきだったのに、まだいっか、が災いしてボトルはほぼ空。補給食の羊羹に手を伸ばしたいが、喉が渇きそうなので、この坂の島を脱出するまでは耐えるしかなさそうです。

DSC06527

ハムストリングの悲鳴に耳を塞ぎ、絶え間なく襲い来る渇きに喉を掻きむしりながら上っていると、周辺の大きな木々に、オレンジ色の実がびっしりと、撓(たわ)わに実っていました。

imageビワやん!!!!


(ああ、みずみずしいな。あの実には水分と糖分が詰まっているのだろうな…ゴクリ)

imageいやいや!!ダメだ!いくら誰も刈り獲ることもしなさそうであっても、他人様のもの。手にすれば盗人だぞ!!


せめてクマ吉を木に乗せて、ブログ用に写真だけでも撮ろうとゆさゆさと揺れる完熟のビワの間にクマ吉を配置しようとすると…

クマ吉のデカフェイスが当たった実が、3つ連なったまま

ボトッ

imageあ”あ”あ”あ”あ”あ” もげちゃった( ;∀;)



拾って見てみると、三つのうち二つは、熟しすぎて少し痛んでいます。が、もうひとつは今まさに食べごろ。

(泥棒はいけないことだ。だがオマエはこのまま、このビワを地面に捨てるのか?)


image食べちゃお♡



うめぇ!!!!
盗んだビワ超うめぇぇぇ!!!!


後ろめたさから写真は撮れませんでした。



ガミンチョの指示に従い、邁進し続けますが、脚はすでにいっぱい一杯。
筋力不足の私は、普段メンタルだけでヒルクラしています。出発前、ルートラボの高低差を見ながら「今回は山はなし、MAXは230mup。それ以外ちょこちょこした坂はせいぜい60〜100mくらい。余裕。」といった心構えでいたのがいけなかったのです。

60〜100mも繰り返せば、700mの山と変わらないというこの事実。

image


小さな坂も積み重ねれば 獲得標高 独立峰だかんな!!忘れんなよ私!!


image浅はかだった。
小学校で足し算からやりなおしたい( ;∀;)


漸くこの事実に気づいた頃、峠を越えたようで、徐々に下り基調が多くなってきました。

DSC06529

DSC06530

DSC06531

imageえ?これw大丈夫なの??これホントに県道w??
もうダメだ迷い込んだ。ビワ泥棒に制裁が下った。


image

このまま森に還ろう


ガミンチョはGO!としか言いません。これでやっぱり間違えてましたってことになっても折り返す脚はもう残ってないぞ、と不安げに進むと。


image橋だ!!!


DSC06533

DSC06534


こうして福島に別れを告げ、伊万里市街まで下り、国道202号線を北上し、唐津街道を折り返し走ります。

DSC06539

DSC06540

DSC06537

DSC06541

DSC06544

DSC06546




過去最長のライドで、自分がどこまで走れるか分からなかったので、念のため帰りは、JR沿いにルートを取りました。夜間の体調不良や集中力の低下は特に危険なので、そんな場合はいつでも輪行という手段がとれる様にしておいたのですが、見知った唐津街道に入ると、緊張がほぐれ、どうにか自宅まで走りきることが出来ました。22時50分帰着。242km。2320mup。15時間49分。



身体を壊し、思う様に動くことが叶わなかった二年前。
体力をつけたいと始めたウォーキングがジョギングに変わり、ロードバイクと出会い、40kmが240kmに伸び、近所のダムまで200mupを何度も脚をつきながら上っていたのが、2300mup出来る様になりました。その一歩一歩はとても小さく弱いものでしたが、積み重ねる続けることで、二年前には想像もできなかった場所に辿り着くことが出来ました。
そして、もちろん、今も私はまだ道半ば。これからさらに二年後、今では全く想像出来ないような場所に立っていられたら嬉しいな、と思います。



小さくか弱き人よ、オマエはどこへ消えたのか?福島240km(前編)

二年前の日記を読み返した私。(前話参照) 

駅の階段すら途中で息切れして上がれず、病気の後遺症から不安と孤独に怯える日々も、もう過去のこと。ロードバイクと出会い、たくさんの冒険をして、強く逞しくなりました。(メンヘラは治っていませんw)


imageあれから二年かぁ。どれくらい元気になったのか試してみたいな。明日の休み、行けるところまで行ってみよう!


ということで、張り切って出かけた結果がこちらです。 


image


元気になるにも程があるwww

「駅の階段が上れないの(ノд-。)クスン」 だと?


か弱く儚いオマエはどこ行ったww?
2,300m上っとるやないかwwww 



いやいや、しかし、感謝感激であります。



私が普段ロングライドとしているのは130km〜150kmくらい。それくらい走ると、大抵帰宅後はヘロヘロです。MAX走行距離は、以前にひとりブルベごっこをしたときの215kmくらいだったかな?今回はそれを少し上回る240km

目的地は佐賀県の端にある福島。



福島を選んだ理由は特にありませんでした。その近くの鷹島は良い評判を聞いていたのですが、ルートラボで見るとアップダウンがかなり激しいことと、そこを目的地とすると走行距離が200km程しかないという理由から、その隣の福島をチョイスしただけ。何の下調べもなく、只の目的地のつもりだった福島が想像を遥かに超える美しさと、私のひとり笑いに溢れた島だったので、書き残しておこうと思います。

ルートはこんな感じ。



一番高い峠でも、日向峠230mくらい。山は無い!!多少のアップダウンはありますが、平坦メインで、気ままに“流す感じのライド”の予定でした。

なぜ…なぜ私はルートラボの端のこの表示を見落としたのか?それとも、何かの間違いだ、と思ったのか?何者かが私の目を塞いだに違いありません。

image



目標グロスAVは15km。いつか出てみたいブルベを意識しているというのもありますが、最低限これくらいのスピードで走らないと、帰り着くのが深夜になってしまうからです。

(今回ソロライドで記録用の写真なので面白味はありません。)



朝7時。クマ吉と羊羹を詰め込み出発です。

DSC06352

DSC06351

日向峠を抜けて、唐津までは勝手知ったる道。天気も明るい曇り空で、暑すぎることもなく、ロングライドには最適です。

DSC06356

DSC06357


柔らかそうな新芽もぐんぐんと伸びてきて、夏に向けて勢いづいています。前回のライドの時にはまだ色付いていなかった紫陽花が美しく、道中たくさん見られました。

DSC06369

何度か通ったことのある道でも、常に新しい発見はあるもので、ふと目に止まった小さな神社。舗装路から脇にそれ、近づいてみると、苔むした神社独特のかおりがします。

DSC06359

今まで気づかず素通りしてしまっていたことが不思議でなりません。

DSC06360

DSC06365

DSC06362

神社の内側から人間界を見ると、こちらとあちらでは時の流れ方も違うような気がします。
もう少し時間をかけて撮りたいところですが、あまり序盤からのんびりするわけにもいかないので、また今度来ようと、先を急ぎます。(このときはまだアニメ「夏目友人帳」を観ていなかったので。今行けば、妖(あやかし)を探そうと大はしゃぎだったことでしょう。)

DSC06372

筑前深江から202号線唐津街道に出ると、海沿いで走りやすい道が続きます。信号も少なく、トラックは殆ど通らないので、向かい風さえなければ快適そのもの。この日も穏やかな潮風が、背中を軽く押してくれました。

DSC06374

 DSC06375
なにか謂れがあるのかもしれないけれど、よくわからないのでちんこ岩とし、一応拝んどきました。

DSC06377

とても快調に来たので、思ったより早く唐津に到着。このあたりで60km。
日本三大松原のひとつに数えられる虹ノ松原。いつ来ても美しく、壮大です。

DSC06381

4.5kmにも及ぶ松原の途中に、唐津バーガーはあります。
DSC05128

DSC06382

移動式(?)の大きなバンで販売しています。のぼり旗も立っているので初めてでもすぐに分かると思います。福岡側から行くと左側にあります。
DSC06383

DSC06384


ろかせず兄様に連れて来てもらったことがあるのですが、これが美味しいのよ〜!!AVを落とせないので、あまり停まって食事をすることは予定してなかったのですが、この匂いには抗うことが出来ずピットイン。まぁ、胃腸が元気な前半に、しっかり補給しておくことも、ロングライドにとっては必要なことかもしれません。
 
(唐津城)
DSC06388


imageおいちょっと待て!!なにこのシシ神の森感!!




普通の舗装路の横の小さな柵を隔てた先に、こんなナイス蔦があるなんて!
DSC06390

DSC06391

 DSC06392

私は無類の苔&蔦好きです。

imageコダマのフィギュア持ってきて、写真撮りたい!!!



唐津城を過ぎ、海沿いに進路を取ります。さてここから先は、一度グループライドで走ったことがありますが、ソロは初めて。アップダウンが多いことは前回学習済みなので、無理せずマイペースで。この時点でAVは17.5km。なかなか良い調子です。

呼子(よぶこ)だ!
DSC06395

DSC05150

DSC05149



imageイカが食べたい…イカが食べたい…もうむしろイカになりたい。



イカが食べた過ぎて、自分を見失い気味。うわ言の様にブツブツ繰り返しながらいると…



 

パンクした 泣 

DSC06397
 
後輪がガラス片を踏んだようで、幸い傷は小さく、スローパンクに近い感じで少しずつ空気が抜けていった模様。

で、うっかりしていましたが、前回パンクした時に、タイヤレバーが一本へし折れたんだった!!

前日にチューブ一本では心許ないと、自転車屋に行ったのに、レバーを買い忘れるという痛恨のミス。前回も、レバー2本でどうにか外せたので、修理は可能であるけれど、もう一本へし折れたらDNF…。細心の注意を払いながら必死こいて交換すること30分。 前回は前輪で、手押し空気入れでも特に問題なく走れたけど、後輪は前輪以上に圧がいるのかな?私の力では限界一杯に空気を入れたつもりでしたが、走行に問題はないくらいにはなりましたが、やっぱり空気が足りないことは漕いでいれば分かる。せっかくがんばっていたAVも14km台になってしまい、がっかり。CO2ボンベの導入を真剣に考えないと行けない様です。


その後も気持ちがよい道が続きます。
佐賀は何と言っても、車がいないwwローディーにとっては有り難いかぎりです。
DSC06398

DSC06399


DSC06402

DSC06404

DSC06405

DSC06407

imageひいいい。また登るんかい!



ここまで地味に繰り返されるアップダウンで、徐々に削れ続けている脚に追い討ちをかける200mup。〇〇峠とか△△山とか名前があれば、頑張りがいもありますが…。

DSC06409


imageいや、これただの坂やん。ただの坂…。ただの坂?「ただの坂」ってなんなん?てか、坂ってなんなん?坂って…
あははははははははははは
(今思うと何が面白かったのか、全く分かりませんが、何故かこの時爆笑しました。)

DSC06410


ガミンチョの表示は『Distance110km』。普段であれば、自宅に帰り着き、お風呂のお湯を溜め、メイクを落としながら“今日のまとめツイート”を考えているくらいの走行距離。

imageまだ半分以上もあるのか!!!!???



この時初めて、自分の中に知らぬ間に作り上げられていた『距離感』という常識が、ガラガラと崩れた音を聞きました。

人は気づかぬうちに自分の中で「当たり前」とか「常識」とか「そうあるべき」を造り上げているのでしょう。もっと自由でいいはずなのに…。

image当たり前を疑え!!

と鼻水を垂らしながら登坂する私を、ピンクの紫陽花が見守ってくれていました。(体幹が弱すぎて、ヨロヨロ走りながら撮った写真は全部ブレていたのでボツ)


image橋や!!!!


DSC06411


あの赤い橋の先には、福島が待っている!!!

いざ行かん!!!!



次回に続く 

【黒い流星】の異名と私がロードを始めたワケ

先日本棚を整理していたら、昔の日記が出てきました。毎日ではなく気が向いた時に、時々書いている程度ですが、二年前のその中には、まだロードバイクと出会う前の私がいて、ロードバイクと巡り会った運命、と言うと大袈裟ですが、そのいきさつを鮮明に思い起こさせてくれました。


私がなぜロードバイクを始めたのか。なぜロードバイクにハマったのか。今まで誰にも語ったことのないその詳細。ちょっと話が長くなりますが、おヒマなら続きをどうぞ。

DSC06549


私は一度、肺を患い、死にかけたことがあります。

2015年の4月末。突然、熱が出て、元来丈夫な身体の私は深刻に受け止めることもなく、季節外れのインフルエンザにでもかかったのだろうと、翌朝這う様にして近所の内科に行きました。内科の先生は、即救急車を呼び、私は大きな病院に転送。「いやいやww大袈裟やろw 実家には連絡しないでくれ」と言っていたのに、病院側が家族を呼び寄せてしまいました。

私は、HCU(ICU集中治療室のひとつ下のランクらしい)で、仰々しいモニターがたくさん並んだ機械に、チューブで繋がれました。家族がベッドの傍らで見守る中、真綿を詰めたような真っ白い影で曇った私の肺のレントゲンとCT画像、その隣に全くと言っていい程同じ症状の、肺がん末期患者のものが並べられました。

「組織検査前なので、100%とは言えませんが…」と神妙な顔をした先生が、その2つを比較しなんやかんや説明した後「ご覧の通り肺がんの可能性が非常に高いです。検査をしようにも、今の肺が弱りすぎていて、検査後麻酔を解くことが出来ず、そのまま寿命を迎えることになるかもしれません。」と。


私「このままだと後どれくらい生きられますか?」

医師「一ヶ月か、もう少し早いかもしれません」 



ガチ余命宣告やん!!


泣き崩れる家族をよそに、私は意外にも怖いとか悲しいとかは感じませんでした。

まさかのEND!? 予想外の展開だけど、30代でガンで死ぬ…まぁよくある話だな。わりと好きなことばかりしてきたからやり残したこともないし悔いもないな。自分の貯金で葬式代賄えるかな。」

くらいしか思いませんでした。熱が40度あったので、頭が回っていなかっただけかもしれませんが。


1週間後、何らかの原因で肺がアレルギー症状を引き起こし、肺がんそっくりの症状が一時的に出たのだと判明。炎症を抑える投薬が続けられ、入院から三週間で、切ったり縫ったりすることもなく、無事退院しました。


IMG_3644
(友人からのお見舞い品で可愛い感じになっていますが、30過ぎの場末の女の病室です)

IMG_3726

IMG_3723

(ヒマなのでよく作品づくりをしていました)


奇跡の生還に、周囲からは「生命力が強すぎてキモいw」とお褒めの言葉を頂き、「黒い流星」とあだ名され、ゴキジェットを丸々一本を点滴で送り込まないとこいつは死なないなどと、賞賛されました。


しかし誰にも言えませんでしたが、実のところ、退院してからはかなりしんどい日々が待っていました。

ガンでなかったにせよ一度は「余命一ヶ月の肺」となった私の身体が、日常生活をまともに送れる様になるには、そう簡単ではなかったのです。

退院後二週間くらい実家で養生していましたが、ひと月以上仕事を休んでいることへの焦りが、日に日に募ってゆくばかり。実家にいれば食べることには困りませんが、自宅の家賃や光熱費など最低限の支払いはあります。治療費や入院代もかかっているので、貯蓄は減っていく一方。生活を立て直すためにも、自分のアパートに戻らなければと、家族の心配に「大丈夫だから!」と笑顔で返し、自宅へ戻ったのは余命宣告の日から1ヶ月半たった頃でした。

仕事は週2日、出来るだけ座っていられる楽な仕事を回してもらい、どうにか働き始めることが出来ましたが、300m歩くだけで目眩がし、10分間立って打ち合せをするだけで、その場にしゃがみ込みたくなるのを歯を食いしばって耐える日々。仕事を受けている以上「病み上がり」は言い訳にならず、キツいなら家で寝てろよって話で、現場に出てきている以上は同僚にも負担をかけるわけにはいかない。
仕事のない日はスーパーに買い物に行く以外は、殆ど寝て過ごしました。というか起きていられなかった、という方が正しかったかもしれません。


【その当時の闘病記】

これまで心配かけた家族に、これ以上の心労は絶対かけたくない。
病院に飛んできてくれた友人達とは、笑顔でバカ話をしたいから暗い顔は見せたくない。
駅の階段が上れない。苦しい。いつまで後遺症が続くのか。不安でしょうがない。
このまままともに仕事が出来なかったら、どうしよう。どうやってひとりで生きていこう。
誰にも言えない。頼れる人はいない。誰かに「ツライ」と一言だけでいいから言いたい。


涙で綴られていた。



今、読み返してみると、

誰かこの子を抱きしめてやってくれ( ;∀;)


退院から3ヶ月後の再検査。肺は良好。退院直後は思わしくなかった血液の数値も正常値。なのに直ぐにぐったりしてしまうのは何故かと、担当医に尋ねると、体力が落ちているからだと。

そんなに簡単に体力って落ちるものなんだ!!でも身体にどこかしら問題があるわけじゃない。落ちた体力は、鍛えれば元に戻せる!!

それから仕事のない日は、ひたすら歩く様になりました。もちろん目眩や倦怠感は繰り返し襲ってきますが、検査の結果は正常値。これは気の迷い。と自分に言い聞かせ、ひたすらに歩きました。漸く歩くのに慣れて来ると、今度は強くなりたいと思う様になったのです。身体が動かないことからの不安や孤独から逃れたかったのかもしれません。
体育は得意な方でしたが、しんどいのは嫌いなので、長距離を走ろうなんて発想は、以前は全くありませんでした。しかしウォーク&ランを繰り返し、次第に1キロ走れる様になり、5キロ走れる様になり、秋には10キロ走れる様になりました。

10キロというのは車で走ればあっという間ですが、自分の足で走ってみると、わー!自分の身体だけでこんな遠くに来ちゃたよー!!と感動したものです。それと同時に自分の力でもっと遠くに行ってみたいなと思いました。

ランニングの帰り道「15キロ以上走ると膝が痛くなるから、サイクリングっていうのはどうだろうか?入院してた時、暇つぶしにと友人が教えてくれたあのアニメ。弱虫ペダルだったか。面白かったな。ロードレーサーって呼ばれてたっけ?あの自転車なら遠くに行けるんじゃないだろうか?」


ロードバイクなんて乗ったこともないし、実物を見たことすらありませんでした。ただのちょっとした思いつきでした。でもなんの迷いもなく、すんなりと、あの速そうな自転車を買おう!!と思ったのは、きっと見えない何かに与えられたのだと今でも思っています。(帰宅後、ネットで検索したときは、想像を絶する値段の高さにコーヒーを吹きましたがw)

11月のはじめに降って湧いた様な思いつきで、12月10日納車された白いロードバイク。それが今の相棒、蜂蜜号です。

色んなメーカーを比較検討したり情報収集するのは、面倒くさがりなため苦手。

・ウエアや小物諸々含めて予算は30万円。
・車体は絶対に白。
・ブレーキは105以上。

それ以外は特にこだわらない。
というアバウトな探し方をして、何となく目に留まったのが、corratec。少し調べてみると、「質実剛健」と評されることが多いようで、その地味さが気に入りました。人気もあまりない様です。しかし悪い評判もあまり見かけません。

多くのローディーは自分のロードを、カッコいいと思って購入しているのだと思いますが、実は私は自分のロードバイクをカッコいいと思って購入したわけでありません。どちらかと言うと垢抜けないし、ちょっとダサいと思っていますw でもそれくらいがちょうどいい。真面目で地味で良い人そう、そんな自転車が長く付き合っていけそうな気がして選びました。


ロードで初めて出かけた日のことは、多分一生忘れられません。とてもとても寒い日でした。


いつものジョギングコースをあっという間に抜けて郊外へ出て、今まで見たことのない土地を風を切りながら、寒いwwwと笑いながら…涙が横へ、横へと流れては消えていきました。なんの涙だったのかは、自分でもよく分かりません。往復で40キロくらいだったと思います。息が吸えていること、ハンドルが握れていること、ペダルが踏めていること、心臓が波打ち血液が身体中を巡っていること。そのどれもが愛しく、有り難く思いました。

田んぼのあぜ道に腰を下ろして休憩している時、ふと手をついた先に、薄紫色の小さな花が寒空の下、誰に知られることもなく凛と咲いていました。その姿を見た時「こんな美しいものに今まで気づかずに生きてきたんだな。あぁそうか。この花を見るために、私は生かされたんだな。」と長い間ぼんやりと眺めていました。
山頂からの絶景も良いものですが、それよりも林道の苔や小さな花に心惹かれるのは、この経験のせいかも知れません。

その後、山、海、川へを出かけていく様になるのは、このブログを読んで下さっている方々にはご存知の通り。もちろん、現在、私は健康そのものです!



ロードバイクなんてホントお金がかかるばかり。メンテの手間もかかるし、周囲の理解を得るのも大変。それでも好きで好きでしょうがない、愛して止まないロードバイク。きっとその一台に、その人それぞれのドラマがたくさん詰まってるんだろうなーと、見知らぬローディーとすれ違うたびに思います。

 

脊振・九千部ダブルクライム!2山4峠2,500mUPでクライマーになれるのか

何を以てクライマーと称すのか。山が好き?登りが速い?

チームで走る場合、得意分野から自ずと役割が生まれ、エース、スプリンター、クライマー、アシストという肩書きが付くのだろう。しかし、趣味しかも基本ぼっちのローディーがクライマーを名乗る場合、必要な条件とはなんぞや。

ふとそんな疑問が頭をかすめて思い出した、いつかどこかのブログで読んだ一文。

「脊振山(せふり)と九千部山(くせんぶ)のダブルクライムが福岡・佐賀のクライマーに人気のコース」


私の中でクライマーの定義を確立するために、クライマーに人気のコースを走ってみよう、ということになりました。はい、自分でも何を言っているのか意味がさっぱり分かりません。

image


脊振山九千部山もそれぞれ単体では登ったことがありますが、今回はその2つの山を4つの峠で繋ぐ2500mUPです。自傷行為です。






お付き合い頂くのは、やますたさんと、ゆるぽ拓さん(ゆるぽ拓さんのブログ。肩肘張らずにロードを楽しんでる様子が伝わる爽やかでステキなブログです。)

imageとにかく今日は巡航速度は一切無視。後半に向けていかに脚を貯めるかが勝負の分かれ道、というか生死の分かれ道です。ちなみに今回もランチ場所の設定はありません。


imageはい。そうだろうと思ってました。補給食用意してます。



imageうむ。



先週、「グロスアベレージを上げようライド」において、私に食事休憩無しで150km付き合わされたやますたさん、飲み込みが早い。 

アベレージに拘った前回とは打って変わって、今日の目標、登坂は時速ひと桁のキープ。速さなんてどうでもいい。ルートラボの山切りカットの狭間で、死なないことだけが目標です。ちょっと調子が良くて、いつもより良いペースで登れそうな幻想に取り憑かれても、己を見失うことなく、時速10kmを決して越えない様にします。ちなみにルート上にはJRは通ってないため、輪行への逃げは存在せず、DNFは「山道で体育座り」を意味します。


まずはやますたさんと二人でスタート。

日向峠に向かいます。


糸島方面に行く場合、幹線道路を避けてこの日向峠を使うことが多いです。とはいえ時折トラックが来るので、気が抜けません。斜度は低め。10%の箇所が少しだけあるけれど、殆どは5〜7%といったところでしょう。

image昔、初峠が日向峠でした。めっちゃしんどかったです。



image私も初め登れなかったですwあの頃に比べたら成長しましたねぇ〜( ゚д゚)ハッ! いかんいかん!!調子に乗って時速12kmだ!!速すぎる!!ペースを落とさねば。


久しぶりの日向峠で記念撮影。

DSC06085


ここまで序盤でフレッシュな脚であるにもかかわらず、インナーローに徹し、時速ひと桁を守り抜いたので、日向峠241mを登りきり、脚は全くの無傷。順調な滑り出しです。



日向峠を下ったコンビニでゆるぽ拓さんと合流。朝ご飯タイムです。

DSC06088


やますたさんも、ゆるぽ拓さんも私は過去ご一緒にライドさせて頂いたことがあります。お二人とも穏やかで、物腰がとても柔らか。私の好きなタイプの男子たちです。なにより、テンション低め。そこがいい。
DSC06090


朝食と補給を済ませたら、いよいよDEATHゾーンへと突入です。

糸島峠315m。ここは斜度もひと桁。路面も綺麗で走りやすい。糸島方面のローディーにはヒルクラの練習峠にもなっている様です。キツすぎず緩すぎず、長過ぎず短過ぎず。タイムを測ったり、何往復かして、フォームの確認をする人もいるようです。

DSC06094

この後に控えている脊振山は二人は初めて、ゆるぽ拓さんは九千部山もお初とのこと。ガーミンの指し示す先が死地であることを知っているのは私だけ。内心、2人とも気の毒だなwwwと笑っていましたが、当然私にも余裕があるわけではありません。とにかく負荷をかけない様、ダンシングも最小限で、脚を貯めつつ、糸島峠をクリア。

DSC06095

ホッとしたのもつかの間、目の前にループ橋。三瀬峠への入り口です。


DSC06102
三瀬峠の越え方は2パターン。ひとつは赤い矢印に沿って、このループ橋を進み、その先に続く三瀬トンネルを利用する。有料トンネルですが自転車も30円で通行可能です。もうひとつは今回同様、左の青いレーンからガチ峠越えをする、です。

余談になりますが、三瀬トンネルについて。福岡側からの場合、路側帯も狭いこのループ橋を登らねばならず、延々とトラックに追い立てられるので、お勧め出来ません。トンネル内も車のドライバーはまさかこんなところを自転車が走っているなんて思いもよらないのでしょう、ぶっ飛ばして来るので生きた心地がしません。私は三瀬側から、何度かトンネルを通ったことがありますが、歩道を最徐行する様にしています。しかしその歩道も非常に狭く綱渡り状態なので、身体の大きな男子には逆に怖い(やますたさん談)とのことです。脚があるなら、安全のためにも頑張って峠越えをした方が良さそうです。


車は殆ど三瀬トンネルを通るおかげで、交通量が少ないのが良いです。しかし斜度はなかなかのもの。激坂はありませんが、10%を超える箇所もチラホラと見られます。私は定位置、最後尾。やますたさんもゆるぽ拓さんも、当然私より速いですが、同じ地球人タイプなのでカーブの折りに、ちらっと背中が見えたりして、安心感があります。何度かグループライドを経験し、山頂で他の人を待たせることも、は?それがどうした?と思える様になってきましたが、やはりサイヤ人ばかりの中にいるより心休まります。
DSC06103

DSC06104

DSC06105

三瀬峠も無事クリアした三人。
爽快なダウンヒルで、滴る汗を乾かしながら、道の駅で憩いのひととき。

DSC06115

DSC06106

image 前から気になってたパセリ、いってみますわ



DSC06116
DSC06108

DSC06113


口に含むと、すり潰したようなパセリの食感が舌の上に広がります。バニラとそれほど変わらないかなと思わせた次の瞬間、鼻孔に届くパセリの青味。絶妙なバランスで、爽やかな香りにリフレッシュ。夏向けのソフトクリームで私好みでした。


DSC06111

ちょwwついてるやないかwww

DSC06109
 

ここでゆるぽ拓さんのカメラを見せて頂くことに。


SONYと書かれた黒い箱に興味津々。私の友、ソニ助(RX100Ⅲ)よりひと回り大きくRX1Rと書かれてあります。


imageフルサイズです



imageふふふふふふる…さい…ず。こ、これが…。



恐る恐る手に取らせてもらうと、やはりソニ助よりずっしりと来ます。


imageこれ、レンズ交換出来るんですか?



imageいえ、ズーム出来ません。単焦点です。




imageTA、TA、TANSHOーTEN



(´-`).。oO(本当のカメラ好きは単焦点を楽しむと、ものの本で読んだことがある。ズーム出来ないのに、私の蜂蜜号より遥かに値段が高い。

私の周りには撮影好きがいないため、今度撮影ライド、やりましょうね、ね!ね!!と約束を取り付け、新しい楽しみが増えたな〜とゴキゲンで先へ進みます。


DSC06122

DSC06124

DSC06125


ロードバイクで風を切って進むと、季節の移り変わりをとても敏感に肌で感じることが出来るのが嬉しいものですが、五月終わりから十月の田んぼの様子もまた色鮮やかに季節を映しだしてくれます。

DSC06133

DSC06127

少し前まで、田んぼに張られた水に空と雲が映る様子を新緑の香りの中で眺めていましたが、漸く小さな苗が、どの田んぼにも植えられたようです。これから、真夏にかけて青々と育ってゆく稲。その稲を揺らしながら吹き抜ける風を目で追い、入道雲を眩しく見上げる夏。秋トンボが飛び交う頃には、一面黄金色へ変わった田んぼにのたわわに実った稲穂が頭を垂れる。

お米、万歳


imageちょい待ち。おたまじゃくし、撮りたいです。多分いると思うんですよね。



imageいますかね〜




imageいやいやwwめっちゃいっぱいおるwwww



DSC06130

子どもの頃から、おたまじゃくしの不思議は私の心を捕えてなりません。子犬は大きくなっても犬。子牛も大きくなっても牛。なのにおたまじゃくしは…大きくなったらカエル!
いやいや嘘やん?ってくらい見た目が違う!!(昆虫もそうですが、サナギの段階を経るので、私の基準でイマイチ) エラ呼吸から肺呼吸に変わることもスゴい。そしておたまじゃくしに足が生えたときの気持ち悪さはもう狙っているとしか思えない!!

おたまじゃくしに魅入られる私を横に、男子2人は無関心。


(´-`).。oO(おい、どうした、君らのボーイズハートはもう朽ち果てたのかよッ!


念願のおたまじゃくしをカメラに収め、ご満悦。鼻息荒く先へ進むと、前方で2人が遠く上空を見上げています。





imageimage アレですよね




DSC06136

DSC06137


脊振山からまさかの視覚攻撃。登り口に辿り着くことすら、分不相応だぞ、と言っているかのように山頂にある丸いレーダー(?)をちらつかせて、心を折りにきます。

私は脊振山には登ったことはありますが、福岡側から登ったので、こちら佐賀側から登るのは初めて。


imageさ、さ、佐賀側の方が、しゃ、斜度、緩いし。大丈夫。



フェイスマスクのおかげで、青ざめた顔を二人に悟られなくて良かった。

DSC06138

DSC06140


本格的な上りに入りましたが、やはり斜度はそれほどキツくなく、8〜9%程度、道幅が広く、車も殆ど通らないので、大回りすればさらに緩くなります。


前方を行くやますたさんが、ワインディング大回りで斜度殺しを披露。

imageいやいやwwいくら車来ないからって大回りし過ぎwww
絶対斜度殺すマンwwwwww


そんなこんなしているうちに、見晴らしの良いところに出たので写真ストップ。今回は生きて帰ることが目標なので、途中の脚付きは敗北とは見なしません。

フルサイズで撮ってもらってるクマ吉。

DSC06148



DSC06150

かなり標高が上がってきました。気になる走行速度は


8.5km/h

わたし…




絶好調やん!今日速いやん!


そして山頂に到着!

DSC06151

久しぶりのイカとご対面

DSC06170

DSC06171

先程、「山頂」を書きましたが、実はここは自転車に乗って到達出来る山頂であって、自転車を担いで辿り着ける山頂は、ここから階段を上った先にあります。


私は当然自転車を停めて、クマ吉だけを片手に展望台までの階段を登りますが、男子二人は「初めて来たなら、愛車と山頂で写真撮らないかんやろ」ということで、担いで上がって頂きます。

image


(´-`).。oO(二人とも、ちょっと登ったら展望台だよ〜なんて言ってごめんwめっちゃ階段あったww記憶が改ざんされてたw


DSC06154

DSC06155

DSC06156

DSC06159

DSC06157

標高1000mからの展望はやはり、他の山々からの景色とは一線を画します。高さは正義とは言い切れませんが、その高さからでしか見ることの出来ない、そして登ってきた者にしか見ることの出来ない高見からの景色というものは確かに存在すると思います。


 DSC06162

 DSC06163
DSC06165

DSC06166

DSC06167

DSC06168


私がクマ吉と遊んでいるその一方で…

DSC06169
 
がんばれー\(^o^)/ 

脊振山山頂には自販機とWCがあるのが有り難いです。給水をしたら、福岡側へと下ります。

斜度がおかしいwwww

DSC06174

福岡側の勾配は、常時12%ほど。内側の斜度は18〜20%あるという話もうなずけます。以前脊振山にトライした際は死にかけましたが、今回は割とあっさり登れたので、内心ちょっと脚力が付いたのでは、なんて期待していたのですが

やっぱりこれ登るの、ふつーに無理/(^o^)\昔の私、奇跡。


脊振山ダウンヒルに握力を奪われつつ下山した一行は、五箇山ダムの周回コースが出来上がっているとの情報を得てのんびりとダム見学。

DSC06179

DSC06176


(´-`).。oO(目を凝らせば、塀の上に調査兵団が見え…はしないが、これからの九千部山、ある意味「心臓を捧げよ」だな。

DSC06183

DSC06185


新しいダムの優美なダム壁にうっとりしていたのもつかの間。はい、キタ。九千部山入り口。

DSC06187

脊振山と九千部山、どちらが好きかと聞かれたら、間髪置かずに九千部山と答えるでしょう。
今回は市ノ瀬側から登りましたが、斜度は10%越えが多々あり、ダンシングで踏ん張る箇所も多くあります。正直キツいし辛いです。

でもそれすら忘れさせてくれる鬱蒼とした林道の静けさと、木々の美しさ、全身が飲み込まれて行くような緑の濃さがたまりません。路面状態はあまり良いとはいえませんが、整備されすぎている舗装路より冒険感を与えてくれます。

DSC06188

DSC06190

DSC06191

そして気になる走行速度は…

6.8km/h

さすがにこれは…わたし…



上出来やん!!


何度か脚をつき呼吸を整えて、ヨロヨロと登り続けます。

DSC06192

脚も体幹も限界近くなった頃に現われる何かの電波塔。「もうすぐゴールですよ〜」の雰囲気を醸し出していますが騙されてはいけない!!これから結構先が長いのです。初めて来たときは、わーいゴールだーと気が緩んでからのワインディング攻撃に、マジ殺意\(^o^)/だったのです。
ゆるぽ拓さんが脚を止めて写真を撮っていました。

えぇ、これから先が結構長いことは…


言わないでおこうwww 


やますたさんも合流し、九千部山(848m)
三人揃ってゴール!!

DSC06195

DSC06198

DSC06199

さっき登った脊振山が見える。あんなことろから来たのか…。


DSC06197
 

二日市方面に下山すると、以前地震で壊れていた道路の補修工事も終わっていました。もともと自転車は通れたのですが、車が通らない分、落ち葉や枯れ枝が多く落ちていたのですが、今後はその心配もなくなりそうです。

山神ダム近くの日吉神社でいつものネコ達にご挨拶。

image

image



大博多CCではまたしても、何者かに私の記憶は改ざんされており、「ちょっことだけ登りがあるけど、その後すぐ下り〜」と大嘘。言った本人が追加100mupで無事死亡。

image

image

image



image平地なかった




imageうん、平地全然なかった




imageホント、平地なかった






image今後、我々は胸を張ってクライマーを名乗ろう。



私、分かってしまった。遅かろうが、ヨロヨロだろうが、ブレブレだろうが、誰に何と言われようが、登る意志を持つ者、それがクライマーだ


image

 
【おまけ】

『オタマジャクシと女』(Photo:やますた) 

image
 
corratec DOLOMITI に乗ってます。 貧乏・貧脚・貧メンタル。激坂手前ですでに半泣きですが、愛機 蜂蜜号と楽しくライドしています。小心者な昭和の女。ぼっち活動を得意としています。 どうぞ仲良くしてください。
ギャラリー
  • 釣りを始めたいけど何を買ったらいいの?〜準備とお買い物編
  • 釣りを始めたいけど何を買ったらいいの?〜準備とお買い物編
  • 釣りを始めたいけど何を買ったらいいの?〜準備とお買い物編
  • 魚釣りの魅力について語らせて
  • 魚釣りの魅力について語らせて
  • 魚釣りの魅力について語らせて
  • 魚釣りの魅力について語らせて
  • 魚釣りの魅力について語らせて
  • 魚釣りの魅力について語らせて