二年前の日記を読み返した私。(前話参照) 

駅の階段すら途中で息切れして上がれず、病気の後遺症から不安と孤独に怯える日々も、もう過去のこと。ロードバイクと出会い、たくさんの冒険をして、強く逞しくなりました。(メンヘラは治っていませんw)


imageあれから二年かぁ。どれくらい元気になったのか試してみたいな。明日の休み、行けるところまで行ってみよう!


ということで、張り切って出かけた結果がこちらです。 


image


元気になるにも程があるwww

「駅の階段が上れないの(ノд-。)クスン」 だと?


か弱く儚いオマエはどこ行ったww?
2,300m上っとるやないかwwww 



いやいや、しかし、感謝感激であります。



私が普段ロングライドとしているのは130km〜150kmくらい。それくらい走ると、大抵帰宅後はヘロヘロです。MAX走行距離は、以前にひとりブルベごっこをしたときの215kmくらいだったかな?今回はそれを少し上回る240km

目的地は佐賀県の端にある福島。



福島を選んだ理由は特にありませんでした。その近くの鷹島は良い評判を聞いていたのですが、ルートラボで見るとアップダウンがかなり激しいことと、そこを目的地とすると走行距離が200km程しかないという理由から、その隣の福島をチョイスしただけ。何の下調べもなく、只の目的地のつもりだった福島が想像を遥かに超える美しさと、私のひとり笑いに溢れた島だったので、書き残しておこうと思います。

ルートはこんな感じ。



一番高い峠でも、日向峠230mくらい。山は無い!!多少のアップダウンはありますが、平坦メインで、気ままに“流す感じのライド”の予定でした。

なぜ…なぜ私はルートラボの端のこの表示を見落としたのか?それとも、何かの間違いだ、と思ったのか?何者かが私の目を塞いだに違いありません。

image



目標グロスAVは15km。いつか出てみたいブルベを意識しているというのもありますが、最低限これくらいのスピードで走らないと、帰り着くのが深夜になってしまうからです。

(今回ソロライドで記録用の写真なので面白味はありません。)



朝7時。クマ吉と羊羹を詰め込み出発です。

DSC06352

DSC06351

日向峠を抜けて、唐津までは勝手知ったる道。天気も明るい曇り空で、暑すぎることもなく、ロングライドには最適です。

DSC06356

DSC06357


柔らかそうな新芽もぐんぐんと伸びてきて、夏に向けて勢いづいています。前回のライドの時にはまだ色付いていなかった紫陽花が美しく、道中たくさん見られました。

DSC06369

何度か通ったことのある道でも、常に新しい発見はあるもので、ふと目に止まった小さな神社。舗装路から脇にそれ、近づいてみると、苔むした神社独特のかおりがします。

DSC06359

今まで気づかず素通りしてしまっていたことが不思議でなりません。

DSC06360

DSC06365

DSC06362

神社の内側から人間界を見ると、こちらとあちらでは時の流れ方も違うような気がします。
もう少し時間をかけて撮りたいところですが、あまり序盤からのんびりするわけにもいかないので、また今度来ようと、先を急ぎます。(このときはまだアニメ「夏目友人帳」を観ていなかったので。今行けば、妖(あやかし)を探そうと大はしゃぎだったことでしょう。)

DSC06372

筑前深江から202号線唐津街道に出ると、海沿いで走りやすい道が続きます。信号も少なく、トラックは殆ど通らないので、向かい風さえなければ快適そのもの。この日も穏やかな潮風が、背中を軽く押してくれました。

DSC06374

 DSC06375
なにか謂れがあるのかもしれないけれど、よくわからないのでちんこ岩とし、一応拝んどきました。

DSC06377

とても快調に来たので、思ったより早く唐津に到着。このあたりで60km。
日本三大松原のひとつに数えられる虹ノ松原。いつ来ても美しく、壮大です。

DSC06381

4.5kmにも及ぶ松原の途中に、唐津バーガーはあります。
DSC05128

DSC06382

移動式(?)の大きなバンで販売しています。のぼり旗も立っているので初めてでもすぐに分かると思います。福岡側から行くと左側にあります。
DSC06383

DSC06384


ろかせず兄様に連れて来てもらったことがあるのですが、これが美味しいのよ〜!!AVを落とせないので、あまり停まって食事をすることは予定してなかったのですが、この匂いには抗うことが出来ずピットイン。まぁ、胃腸が元気な前半に、しっかり補給しておくことも、ロングライドにとっては必要なことかもしれません。
 
(唐津城)
DSC06388


imageおいちょっと待て!!なにこのシシ神の森感!!




普通の舗装路の横の小さな柵を隔てた先に、こんなナイス蔦があるなんて!
DSC06390

DSC06391

 DSC06392

私は無類の苔&蔦好きです。

imageコダマのフィギュア持ってきて、写真撮りたい!!!



唐津城を過ぎ、海沿いに進路を取ります。さてここから先は、一度グループライドで走ったことがありますが、ソロは初めて。アップダウンが多いことは前回学習済みなので、無理せずマイペースで。この時点でAVは17.5km。なかなか良い調子です。

呼子(よぶこ)だ!
DSC06395

DSC05150

DSC05149



imageイカが食べたい…イカが食べたい…もうむしろイカになりたい。



イカが食べた過ぎて、自分を見失い気味。うわ言の様にブツブツ繰り返しながらいると…



 

パンクした 泣 

DSC06397
 
後輪がガラス片を踏んだようで、幸い傷は小さく、スローパンクに近い感じで少しずつ空気が抜けていった模様。

で、うっかりしていましたが、前回パンクした時に、タイヤレバーが一本へし折れたんだった!!

前日にチューブ一本では心許ないと、自転車屋に行ったのに、レバーを買い忘れるという痛恨のミス。前回も、レバー2本でどうにか外せたので、修理は可能であるけれど、もう一本へし折れたらDNF…。細心の注意を払いながら必死こいて交換すること30分。 前回は前輪で、手押し空気入れでも特に問題なく走れたけど、後輪は前輪以上に圧がいるのかな?私の力では限界一杯に空気を入れたつもりでしたが、走行に問題はないくらいにはなりましたが、やっぱり空気が足りないことは漕いでいれば分かる。せっかくがんばっていたAVも14km台になってしまい、がっかり。CO2ボンベの導入を真剣に考えないと行けない様です。


その後も気持ちがよい道が続きます。
佐賀は何と言っても、車がいないwwローディーにとっては有り難いかぎりです。
DSC06398

DSC06399


DSC06402

DSC06404

DSC06405

DSC06407

imageひいいい。また登るんかい!



ここまで地味に繰り返されるアップダウンで、徐々に削れ続けている脚に追い討ちをかける200mup。〇〇峠とか△△山とか名前があれば、頑張りがいもありますが…。

DSC06409


imageいや、これただの坂やん。ただの坂…。ただの坂?「ただの坂」ってなんなん?てか、坂ってなんなん?坂って…
あははははははははははは
(今思うと何が面白かったのか、全く分かりませんが、何故かこの時爆笑しました。)

DSC06410


ガミンチョの表示は『Distance110km』。普段であれば、自宅に帰り着き、お風呂のお湯を溜め、メイクを落としながら“今日のまとめツイート”を考えているくらいの走行距離。

imageまだ半分以上もあるのか!!!!???



この時初めて、自分の中に知らぬ間に作り上げられていた『距離感』という常識が、ガラガラと崩れた音を聞きました。

人は気づかぬうちに自分の中で「当たり前」とか「常識」とか「そうあるべき」を造り上げているのでしょう。もっと自由でいいはずなのに…。

image当たり前を疑え!!

と鼻水を垂らしながら登坂する私を、ピンクの紫陽花が見守ってくれていました。(体幹が弱すぎて、ヨロヨロ走りながら撮った写真は全部ブレていたのでボツ)


image橋や!!!!


DSC06411


あの赤い橋の先には、福島が待っている!!!

いざ行かん!!!!



次回に続く