12月半ば、我が家にサンタクロースから少し早めのプレゼントが届きました。

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サンタクロースは赤い服に白髪白髭、トナカイの牽くソリに乗ってやってくるいうのは嘘です
サンタクロースは名刺サイズのプラスチックのカードで16桁の番号が印字されていて、4桁の番号を秘密の合言葉として尋ねてきます。 そしてプレゼントは日本郵便郵送のトラックが運んでくるのです。
ありがとうございます。

中に入っていたのは・・・
カンパニョーロ シャマルウルトラ 2way-FIT
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シャマルウルトラといえばサイクル系雑誌で頻繁に取り上げられる、イタリアの老舗カンパニョーロのアルミリムホイールの名盤。雑誌以外にもネット上にプロアマ問わずその評判、評価を書き記したものは星の数ほどあります。「転がり抵抗が」 「パワーレスポンスが」「踏み出しからの加速が」等など・・・。

しかしこの際ハッキリと言ってしまおう。 


そんなことはどうでもいい\(^o^)/ 

名前!名前! シャマル・・・ウルトラ・・・ 名前がカッコイイ!! 
それでいい。もうそれだけでいい。 

12月25日クリスマス。行き先は九千部横断道路。
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(ルートラボで九千部横断道が見つからなかったので、実際に走ったログ)


それでは早速参りましょう!!!
シャマルウルトラ インプレッション by クレメル
 

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膨らむ期待・・・高鳴る鼓動・・・

「大丈夫。心の準備は出来ている!感動するするんでしょ?ふふふ。分かってる!大丈夫!“シャマルすげぇ~!”ってツイートする準備も出来てる!」

そ~れ~っっ(≧∇≦)!!!!

・・・・・・
・・・・・・・・・ ん?


・・・・・・・・・・・・。

軽いかって聞かれたら、まぁ軽くなった気がする。
よく転がるかって言われたら、まぁ転がってるような気がする。
安定感がある?う、うん、まぁ。
レスポンスがいい?知らんがな。


感想 : 「ふ~ん( ˙-˙ )」


感動、無かったwwwwwwww 

いやいや待て待て、市街地だから大きな変化が分からないんじゃない?信号多いし。ほら、登り!軽さが活かされるのは山岳だよ、きっと、うんきっとw

今日はこの後、普段のお散歩コースである山神ダムから、先日道を間違え迷い込み、ヒルクラ中に陽が沈んで大泣きした九千部横断道路のリベンジ。アップダウンの連続の林道。全長22km。 シャマルで挑む相手には申し分ないスペックの林道です。

コンビニでおにぎり二つをウエストポーチに突っ込み、山神ダムへと向かいます。お散歩コースと言っても標高200m程あり、ロードを買って初めて挑んだ時には5回足をつき、涙目で「もう無理だよぉ( ;∀;)」とうずくまった道です。気は抜けません。

本格的なヒルクラに入る前、目に見えるか見えないか微妙なラインの、極々ゆるい上り基調。平坦のように見えるのに漕いでも進まない、私が一番苦手とするタイプの道で、ひとつの違いに気づきました。

ちょっと楽

「ここ、いつも20km/h切ってなかったっけ?」
サイコンの表示は21km/h。こんなふうにストレスなくこの道通ってたっけ?

特別 軽い!!!と、感動するような感覚ではなく、気付けばなんだか少し楽。そんな感じです。

も、もしや、これは・・・この後の山岳ステージに期待できるのではなかろうか!!こんなゆるい坂で、少し楽だと感じるなら、きつい上りではめっちゃ楽になったりして!!!

山神ダム 山岳TT

せいや~っっ(゚∀゚)!!

ぉっ!好調な走り出し!!! コレはいけるのではないか!!??変わった寝癖のついたどこぞの高校生のように、白い羽が生えたかの如く登り坂を駆け上がって行けるのではないか??

時速20km・・・ 18km・・・ 15km・・・

うーんうーんっ、ヨイショぉぉ!!

14km・・・ 12km・・・

ま、ま、まだまだっ ゼェゼェ・・・

10km・・・ 8km・・・ え?!時速8km??!!

クッソwwwwwwww
普通にキツいわwwwww


山でローディーに抜かれた時はいつも「うん!あの人のホイール、どこの何かは知らんけど、きっとすごく高級!だからしょうがないよね!!」と誤魔化してたのに。納得してたのに。

ホイール関係なかったwwwww

山神ダムを通過し、日吉神社でひと休み。
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ま、いっか!
だってホイールに「シャマルウルトラ」って書いてるから\(^o^)/


山神ダムを過ぎ、鳥栖市に入ってから間もなく右側に空へと延びる道が。

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ここが九千部横断道路の起点です。何度かここを通ったことはあるのですが、気づかなかったなぁ。それとも自己防衛機能が働いて見ないようにしていたのか・・・。

以前夜間に迷い込んでしまったときは、恐怖心に苛まれ、斜度がすごくキツイ錯覚に陥ったのだったなぁ。

????!!!!

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錯覚じゃなかった


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看板の先に小動物の死骸があるのが、この先の私の運命を暗示しているようです。

斜度14%はそれほど長くは続きませんでしたが、アップダウンの連続がその後約22km、ひたすら続きます。道は整備されており、ガれてる所は無いのですが、土砂崩れが起きているせいで、車は通れず、木の葉や枝がちらほら散乱しています。

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パンクやトラブルが起きないよう、ダウンヒルは慎重に行きましょう。カーブも多いので、対向のバイクやロードにも注意が必要です。
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上り下りを繰り返しながら、ここで私はもうひとつ気づきました。

いつも減速するタイミングで減速しない。

鉄下駄ホイールは脚を止めると直ぐに減速し始めますが、シャマルは「そろそろ減速するからペダルを踏もう」とする地点からグーッと伸びるのです。
試しに小さなアップダウンが連続している所で、ダウンヒルの勢いで次の上りに突入し、どこまで伸びるか試してみると、 次の上り、脚回さず越えちゃった( ゚д゚)ハッ!
明らかに今までのホイールだったら、途中から漕がなければ越えられなかった距離です。 これが転がり抵抗というものなのでしょうか。ペダルを回している時にはあまりピンと来ませんが、脚を止めると「スーッ」と伸びていくのが分かります。

そう言えば市街地でも、先の信号が赤だからいつものタイミングで脚を止めたら、思ったより伸びたので、おっと!とブレーキかけたのを思い出しました。あの時は“ぼんやりしてはいけないな”と思ったのですが、ぼんやりしていたのではなく、ホイールがいつもより回って、惰性で進む距離が伸びたからだったのかも知れません。

とはいえ相変わらず、登りは時速ひと桁。「ホイール変わるとギアが2枚変わる」なんて聞いていたのですが、私に与えられた選択肢はインナーローのみ(・∀・)

「色んなインプレ見たけど、まぁ、なんだ。みんな大袈裟だなw  確かに定価15万円を越えるから、スゲェいい!って言わなきゃ損した気分だろうし、違いの分かる男アピールだな。しかしこの違いの分からない女 九州代表から敢えて言わせて頂こう!!高性能代3万円、名前と見た目のカッコよさ12万円ってところかな。シャマルウルトラ、たいしたことないなwww

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鳥栖市街を眼下に眺め、カンパニョーロ関係者各位とそのユーザーを唖然とさせるようなひとりごとを、鼻水啜りあげながらゴニョゴニョ言ってたら、九千部横断道を抜けてました。

道の駅吉野ケ里で遅めのランチ。
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ここから脊振トンネル(有料30円)を抜けて福岡側へと長~いダウンヒル。
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寒さはそれ程きつくなく、快調に下って行きながら、ふと気づきました。

ホイールが丸い

元々ホイールが丸いのは当然だろうと思われがちですが、どうやら金属というのは“たわむ”“しなる”らしいのです。確かに50kg程の重量が、この細い棒と薄い板で出来たものの上にかかるわけなので、変形するのも無理はない。しかしそれが今、ちゃんと丸い、と感じるのです。 これが剛性というものか( ゚д゚)??!!
今まで気にしたこともありませんでしたし、気にしてもきっと分からなかったでしょうが、剛性の高いものに乗って初めて、今までのホイールが大きくたわんでいたのだと気づきました。

下に沈まない分、体感的に2センチくらい車高が上がった感じがします。背筋がピッと伸びてるようで気持ちがいいです。 スピードの遅い登りでは分かりませんでしたが、大きな力が加わる下りでは、ヘッポコエンジンの私にもその違いが少しわかりました。

安定感とかブレるかどうか等、細かいことはよく分かりませんが「なんとなく気持ちよく下れる」ので、いつもよりダウンヒル中に感じる嫌な緊張感が少ないようにも思えます。これはかなり大事なことだと思います。緊張感は筋肉に伝わり、脚を使うことの少ないダウンヒルの方が、下りきった時どっと疲れるということがあるからです。どちらにしても、ダウンヒルはスピードを出さないと決めているので、巡航速度やアベレージに直接関係なく、目に見える数値としてホイールの効果は見られませんが。
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下界に下りてきて、さあ後は家まで20kmくらいを帰るのみ。
でここでさらにひとつ気づきます。

え?!ウソ!?脚が楽!!軽い!!

ここまでで、走行距離は70km、獲得標高は約1500mくらい。普段なら鉛のようになってしまった脚を引きずる様に回して、どうにかこうにか自宅まで帰るパターンなのですが、あれれ??どうしたのかな?

家を出てまだ一時間くらいの脚の軽さ!!
(ちょっと大げさだけどその時はそう思った)

これが「漕ぎ出しの軽さ」というものの恩恵なのか…!

脚の軽さに気を良くして、調子こいて油山の片江展望台 標高215mまで登っちゃお。
福岡の夜景を眺めながら、山神ダムから九千部横断道、そしてこの油山と一日振り返ってみると・・・
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シャマルウルトラ、いい奴だな君は(*´ェ`*)ポッ



たくさんのシャマルウルトラのインプレを読んでみると、もうそれは重力なんてガン無視で、峠でフルームとお喋りしながら登れるような錯覚に陥ります。しかしポンコツエンジンはホーイルを替えたところでポンコツに変わりはありませんw 普段からペダリングやポジションやフォームなど気にも留めず、蝶よ花よでツイートしたり写真撮ったりしながら、ふらふらしているへっぽこローディーが、ちょっと良いホイールを履いた感想はこんな感じです。本当に速くなりたい、登れる様になりたいと思うなら、機材云々より、乗り込むこと、痩せることだと思います。ただし、へっぽこだからこそ、脚も売り切れ気味なライド後半に、転がり抵抗や漕ぎ出しの軽さの有り難さが骨身に沁みたのも事実。来年はロングライドに挑戦したいと思っているので、このホイールが大きなアシストになってくれることを期待しています。

【インプレまとめ】
速くはならない。だが楽になる。
見た目と名前がカッコいいのでオールOK!!


このホイールが届くまでには紆余曲折ありました。トラブルや小さな失敗もいくつかして、新たに学んだことも多かったので、そのうちにホイール選びから入手に至るまでの経緯、スプロケットの交換について書きたいと思います\(^▽^)/