800年ぶりにブログをやっていたことを思い出した
元号も変わったので、心機一転、真面目に更新します。多分。。。
膝を痛めてから、以前のような気が狂ったライドは出来ていませんが、ちょこちょこロードには乗っています。
以前にも取り上げたことがある長崎県松浦郡福島。補給ミスで島の琵琶を盗んで食べた甘くて苦い思い出あるその島には、今ではなかなかお目にかかることの出来ない立派な棚田があります。
その水田に水が張られたという情報をキャッチ。ライド仲間の
ドルト君を誘って4月20日、土谷(どや)棚田を見学に行きました。
詳細ルートはこちら
唐津駅を9時に出発し、竹木場(たけこば)を越え、県道204号線に沿って片道30kmの福島を目指します。ちなみに唐津〜福島は平地はほぼゼロ。竹木場では10%近くまで斜度が上がる箇所がありますが、激坂らしい激坂は無く、5%の緩やかなアップダウンが延々と続きます。右膝の調子も随分良くなってきたので、これくらいならどうにかいけそうな気がしたのですが…
膝、云々より先に、肺がもう無理。
肺胞いくつかやぶれた。
乗らないと乗れなくなるのがロードバイク。体力・筋力が落ちるのはなぜこんなに早いのでしょうか(泣
THE 春!!という感じの穏やかな陽気で、新緑から溢れる日差しも柔らかです。
所どころでレンゲや菜の花が目を楽しませてくれます。
あのお花畑で昼寝したい
わかる
でもお花さんがかわいそう
(出たよ…)なんだよ、お花さんって
いや、だからお花さんを潰したらかわいそうというメルヘンな俺が…
黙れ
ドルト君との付き合いは長く、気心知れた間柄。歴代仮面ライダーや、お薦めアニメなど、どうしようもないくらいどうでもいい話をダラダラとしながら、ゆるゆる上ったり下ったり。
出発から二時間くらいで福島へと続く赤い橋が見えてきました。
車はほどんど走っていない島内で、左手に海を臨み、棚田を目指します。
寄り道好きなドルちんと私。他に止めてくれる人もいないので、気になる脇道に逸れまくり。急ぐライドでもないので、それはそれで楽しいです。
あ、気をつけてね、蜂おるよ。
知ってます?クマンバチって元々は飛べないんスよ。
羽、小さいでしょ?
そうやね、羽小さいね。でも飛んでるよ?
最近まで学者さんの間では「彼らは気持ちで飛んでる」って思われてた。物理的には飛べない。
え????
本当は飛べないけど「飛びたいと願っているから飛べてる」って
テキトーなことをいうなwwwwww
いや、本当ですって
おおおおお
何度来ても良い場所です。まさに日本の原風景。
土谷棚田が一番美しいのは西日が差す夕刻なのですが、そうなると帰りは山間をナイトライドになるので、ちょっとハードルが上がってしまいます。いつかは日が傾き始める時間に到着して、刻々と移り変わるであろう空と水田の色を写真に納めたいなーと思いました。
福島には食事処などは無く、小さな地元のコンビニのYショップがあるのみなので、簡単に補給を取って、同じルートを引き返して帰着。
アップダウンが多い福島までの道のりでしたが、右膝の痛みはなく走りきれてホッと一安心。
それにしても趣味が結ぶ人の縁はおもしろいなーと思います。ロードバイクという繋がりがなければひと回りくらい年下のドルティーと知り合うこともきっと無かったでしょう。今では家が近いということもあり、時々うちの猫とも遊んでくれて、私が体調を崩した時は気にかけてくれる頼れる弟的存在です。
ロードバイクは人と出会うための最強ツール
元々人見知りな部分があるので、初めましての瞬間はとても緊張したりもします。でもこんな風に大切な人が増えていくのは本当に嬉しいことだから、人と出会うことを面倒くさがるようには絶対ならないように、と自分自身思います。膝が不調で自分が思ったように走れないということもあって、近頃グループライドを企画することが減ってしまったけど、夏を迎える前にまた何か企画したいなー